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ベストコンディションさえ作れれば文章は勝手に進んでいく

 ライティングに没頭するのは楽しいことだ。そんなときは1時間や2時間は、あっという間に過ぎている。よどみなくアウトプットした後は、原稿が完成した達成感と相まって、とても清々しい気分になっている。

 こんな状態がいつも引き起こせればいいのにと、ずっと思っていた。力が切れているときや頭の中が整理できていないときに書く文章は最悪で、ライティング自体が嫌いになりそうになる。何度も何度も書き直して遅々として先に進まない経験は、トラウマものだ。

よどみなく書く秘訣は文章構成じゃない

 いつでもスラスラ文章を書きたい、そうでないならやりたくない。そんなわがままを叶える夢のようなコツを見つけることができた。

 「午前中のうちに書く」。たったこれだけである。

 この方法は精神科医の樺沢紫苑先生が「神・時間術」という本で紹介している方法だ。要は、執筆などの集中力の必要な仕事は起きてから2~3時間のうちにやるのが向いているということだ。

 早速、午前中に原稿に取り組んでみると、素晴らしい効果だった。文章構成のおかしいところや情報不足をねじ伏せて、書ける書ける。いや、ねじ伏せてと言われてもよくわからないと思う。すぐに問題点に気づく、情報の取捨選択ができる、つまり思考力や判断力が高い状態にあるということだ。

 ずっと憧れていた、文章を書くことに没頭している時間があっけなく手に入ったのだった。

仕事の成果には自由時間の過ごし方が影響する

 とても簡単な「午前中に書く」方法だが、いざ実行するために肝心なのは前日の夜の過ごし方だ。夜更かししたり、十分な睡眠がとれていなかったりすると、眠気の方が勝ってしまい、集中力は湧き出てこない。そうなると、仕事には、仕事以外の時間の使い方も影響してくるということだ。

 仕事の時間は独立しているわけではない。普段の生活の延長戦上に、成果は現れるのである。ライティングを楽しむには、まず生活を正すことから始めるのが最も効果がある。

 

 


 

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