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自己肯定感の高め方。夜型の人間が朝型生活をやってみて思ったこと。

学生時代は夕方に起きる日々。
親は働き、友達は授業やバイトにいそしんでいる頃にのそのそと動き始め、テキトーにコンビニパンをかじりながら意味もなく電車で街に繰り出していた。
またこんな時間になってしまった。今日も終わりだなと思いながら。

午後に起きる生活は、1日の体感時間も短くなるらしい。

当然、そんなことをしていては自己肯定感が育つわけもない。

社会人になってようやく朝から動き始めることが増えた。
といっても仕事が10時からだから、ギリギリまで寝ていることがほとんどで時間を得している感覚も薄かった。

今年の年始、早起きすることにした。
「毎朝外で朝食をとろう」と決めて起きることにした。

これは成功だった。
東京も朝の空気は排気ガスが時折混じりつつも、歩く人の流れが昼間よりも緩やかでそれなりに美味しく感じられる。

ほとんどの人がまだ寝ているか身支度をしている時間に、自分は外に出ておしゃれな朝食を食べている。そして早い時間に出社して仕事を始める。
自己肯定感は高くなった。

せっかくつき始めた習慣だったけど、成果報酬型の仕事をしているわけでもなかったから金銭的にも家で朝食をとるようになる。
コンビニの菓子パンを急いで頬張る日がほとんどだったから、腰を落ち着けて朝食を食べる習慣がついたことは今でもよかったと思うところだ。

ところが早起きを始めたことで、24時を迎える前に寝てしまうようになった。時には21時頃には睡魔が襲ってきて寝入ってしまう。
超夜型人間だった自分にとって、これは自己肯定感を抉られた。

どれだけ朝に得をした気分になっても、今までできていたことができないことが嫌だった。
夜の時間も取り戻そうと少しづつ長い時間起きるようになった。
もちろんだんだんと朝起きる時間は遅くなっていく。
睡眠時間は一時的に削れても、埋め合わせの日がそのうち来て、その日はアラームがまったく聞こえない。

結局自粛生活に入ってからはより生活習慣を乱され、夜型と朝型、極端に早い明け型?とかを繰り返してどこにも落ち着かない日々を送っている。

世間では朝型の方が生産性が高いとか、朝活を推奨する声も多い。
夜型と朝型を並べるとたしかに朝型の方が世間的な評価は高いし、朝型になろうと思う人は多いけど、すべての人が朝型の生活を送ることが一番いい状態かといわれるとそうではないのかなって思う。

自分が夜型ならそれをきちんと受け入れる。自分が一番落ち着く場所を探して生活を作っていくしかない。自分の身の上に合わないことをしてもしんどくて続かない。

自分の弱みとか本音を直視して、周りの目を基準にしない行動をとれた時、本当の意味で自己肯定感が高くなるのかなと思う。

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