見出し画像

STEP16 乾燥剤と脱酸素剤両方入れるのはアリ?

STEP11 サクサクのクッキーにあえて脱酸素剤を使うときとは?
を読んでくださった読者のAさんとMさんからご質問いただきました!

同時に同じ質問が2名からきてびっくりです^^
それでは回答をいたします!



●乾燥剤と脱酸素剤両方入れるのはアリ?

お二人からの質問はこちら↓
… … … … … … … … … … 
クッキーで湿気からも酸化からも守りたいと思ったら
乾燥剤と脱酸素剤を両方入れるのはアリなのでしょうか?
… … … … … … … … … … 

ご質問ありがとうございます!

確かに
・湿気から守る乾燥剤
・酸素から守る脱酸素剤
なので両方から守りたかったら二つ入れたいですよね。

結論としては
入れてはダメ、ということはないけどおすすめしない!
です。


●両方入れてもOK!でも・・・

理論上は両方入れても大丈夫です。

ただし、入れる時に脱酸素剤と乾燥剤って効果の出方が違うので
お互いがお互いをを邪魔しないように入れる時に少し気を使うのです。

これは具体的には乾燥剤と脱酸素剤の仕組みがわかっていないと理解できない部分です。
仕組みの説明したら軽く数時間かかりますからね。
ここでは割愛します。

講座でお伝えしますね!ほんとにデリケートなので!!

↑↑富澤商店様掲載の私のラッピングです。


●お菓子を販売するときに必要な考え方

そして両方入れることをお勧めしない理由はもう一つ

プロとしてお菓子を売りたい方のためにこのnoteを書いていますが
お菓子を売るとなったら避けては通れないのがコストを考えるということ!

仮に、1個300円のクッキーでバターもたっぷりサクサク食感で
「油の酸化も防ぎたいし湿気からも守りたい」
と思って乾燥剤と脱酸素剤を入れたとしたら

コストはいつもの倍近くかかるかもしれません。
(もちろん仕入れ方で値段は変わりますが)

しかも!
脱酸素剤を使う以上は絶対に「ガス袋」を使わないといけないので
またコストが嵩みます。

実際には袋に貼るロゴシールとかも必要ですし
小さな300円のお菓子でいくら酸化も湿気も防ぎたい!と思って
お菓子のことを第一に考えても資材だけでどんどん原価が膨れます。

そこまでお金をかけて乾燥剤も脱酸素剤もどちらも入れることで
お菓子のおいしさが劇的に保たれてかけたコスト以上のリターンが見込めるなら入れてもいいと思いますが

多くのお菓子屋さんは両方入れるほどでもないなとどちらかだけを選択していますね。


●商品を色々な面から分析しよう!

お菓子がおいしいことを第一に考えるのは全然いいんですが
問題はそれで商売が成り立つか。

お菓子のことを考えるがあまり、お客様のことを置いてけぼりになっているケースはよくありますよね。

どんなビジネスでもそうですがいろんな面から商品を分析していきたいですね。

ちなみに、お菓子の包装を研究しまくっている私ですが
売っているお菓子で脱酸素剤乾燥剤両方とも入っていたお菓子を見たのは今までで1回か2回くらいです。
大体のお店は両方入れずにどちらかをしていますね。

あなたも無理に両方入れようと思わずどちらかだけ入れるほうがいいかなと思います。

●クッキー缶に脱酸素剤を入れるのはアリ?

あ、そうそう!もう一つ質問をいただいているのです。

クッキー缶に脱酸素剤を入れて酸化を防ぐことはできますか?』

というもの!
次のSTEPでお話しします!


この記事は内野未紗が配信する
「もう趣味とは言わせない!プロのお菓子に変わる!
お菓子包装と食品表示お店テク無料メール講座」
のバックナンバーとなります。

▼続きはこちら▼

▼なぜnoteでバックナンバーを公開するのか▼

▼メルマガ登録はこちらから▼

▼最新情報をお伝えしているwrapped公式LINEはこちら▼


いつも温かいコメントありがとうございます!
全てのコメントにお返事することは難しいですが全て読ませていただきます。


#wrapped #お菓子作り #お菓子製造 #お菓子販売 #菓子包装 #ラッピング #食品表示 #クッキー #脱酸素剤 #乾燥剤


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?