内野未紗/うちのみさ/お菓子専門ラッピングスクールwrapped主宰

お菓子の製造販売を仕事にしたい人のためのお菓子専門ラッピングスクールwrapped(ラ…

内野未紗/うちのみさ/お菓子専門ラッピングスクールwrapped主宰

お菓子の製造販売を仕事にしたい人のためのお菓子専門ラッピングスクールwrapped(ラップト)を東京都世田谷区&オンラインにて開講。乾燥剤や脱酸素剤の正しい使い方・賞味期限の決め方・食品表示などをお伝えし、お菓子の仕事でプロとして生き生き働ける人を増やすためにお仕事をしています!

最近の記事

8年悩んだ「私にしかできない仕事」のパズルが完成した瞬間

側弯症の手術でボルトを大量に入れて一生曲がらなくなった背骨を持ち、しかも元ヴァンドゥーズ(販売員)である私は、パティシエとは違い、とにかく自分で起業しない限りお菓子の仕事を続けることは難しいだろうと感じていた。 そして、起業のために実際に行動を始めたのがちょうど2016年8月。 2016年8月6日は私の30歳の誕生日だった。 30歳の私はまだ具体的に何をするかは決めていなかったものの、とにかくお菓子に関わる仕事で起業しなくてはと考え、お菓子教室に行ったり、実際にお菓子教室

    • 「焼き立てエンガディナー半分こ」の衝撃

      「お菓子のおいしさは包装で決まる!」 ということを、改めて言葉にするまでもない世の常識だと思っていたヴァンドゥーズ時代。 (詳しくは前回の記事「お菓子のおいしさは包装で決まる!」を参照) 菓子業界で新卒から働いた私にとって 「どんなにおいしくお菓子を作っても、最後に包み方を間違えたら台無しになる」ということは、誰もが知っていることであると疑問にすら思わなかった。 しかし私は、一歩菓子業界の外に出てカルチャーショックを受けることになる。 パティスリーを退職して菓子業界の外

      • お菓子のおいしさは包装で決まる

        私が2018年に起業して始めた事業は、ひと言で表すと「お菓子専門ラッピングスクール」である。 「お菓子専門ラッピングスクール」と聞くとほとんどの人は、華やかで見栄えするかわいいラッピングを教えているのだろうと考える。 しかし、実際に私がスクールの講座で教えているのはそれほど華やかでない、つまり、「地味」なものである。 リボンや包装紙で装飾された、華やかな「ラッピング」を想像した人は、こういった私のお菓子の写真を見て、 「…あ、シ、シンプルなんだね。」 と「地味」という単

        • 「お菓子の仕事」でプロとして生き生き働ける人を増やしたい!

          「ヴァンドゥーズが一生お菓子の仕事を続ける方法?それはパティシエと結婚することしかないでしょう。」 こう言われたのは20代前半の時。 製菓の専門学校を卒業して就職し、数年経ってから母校に遊びに行った際に、かつて担任だった先生に言われた言葉である。 私は20代の大半をヴァンドゥーズの仕事をして過ごした。 一般の人からすると、いわゆる「ケーキ屋さんの店員さん」がヴァンドゥーズ。 「ヴァンドゥーズ」というのはフランス語で「女性の販売員」を指す言葉で、本来はお菓子やパンに関わ

        8年悩んだ「私にしかできない仕事」のパズルが完成した瞬間