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こんな夢を見た 話

夏。
自分を含めみな子どもの同級生の男女数人で、海だか川だかに来ている。
水着を着て、浮き輪のようなものを各々持ちながら太ももあたりまで水に浸かっている。
水を掛け合ってきゃあきゃあと騒いでいる。
そこで突然足を滑らせたのか、一人の男子が悲鳴をあげながら水中へと消える。
慌てて皆で引き上げて陸に連れていく。
沈んだ男子はガタガタと震えながらしきりに
「かまれたかまれたかまれたかまれた」と繰り返す。
まさか水中に毒蛇だとか、なんかよく分からないがよくない虫とか魚とかがいたのだろうか。アブや蜂に刺されたのかもしれない。

そう思い皆で「どこをかまれたの?見せてみなさい」といって男子が指し示すふくらはぎあたりを見る。
赤黒い人間の歯型がひとつ、くっきりと残っていた。

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