なっつぁん

つまらないくらいがちょうどいい、生活の話をしよう。

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最近の記事

最近みたいくつかの夢の話

私にとっての最高の快眠シーズンであった冬が終わりを告げ、悲しいかな眠りが浅くなりつつある今日この頃。この時期は明け方にやたらリアリティのある夢をみる機会が増え、けっこう楽しいので記憶の確かな寝起きのうちにメモを取っている。 『三国さんの話』 夢の中に三国さんという華奢なよく知らない男性が出てきて、喫茶店かなんかで二人でテーブルを囲んで少食の悩みを語り合っていて、私が「三国さんとならご飯食べるの怖くなさそう」と言ったら照れくさそうに笑いながら手元の小さなケーキをつつくのでそれ

    • 忘れたい記憶の話

      忘れたい記憶を思い出す陰鬱な日がたまにある。 あれはもう何十年と前のこと。小2か3の頃だったと思う。家の近所で友達と遊んでいたらどこからともなく足元に小さい子猫が擦り寄ってきた。捨て猫か迷い猫か今では分からない。首輪はしていなかった。縞模様というか灰色というか、手足とお腹は白かった。 戸惑いながらも遊びたい盛りだった我々は猫を庭に迎え入れ可愛がった。 よく分からんまま牛乳を少しだけ皿に注ぎ与えた。今思えば牛乳は猫のお腹には良くないかもしれないが、子猫は喜んで牛乳を飲んだ。

      • ルヴィアの本の虫

        ルヴィア人はUFOに乗って宇宙から地球へとやって来る。そして地球上にある本をキャトルミューティレーションし、そこに書かれているものごとを概念ごと奪ってしまうのだという。 美しい男が白い綿を口に運ぶ。 あれはラーメンのような味で絶品だ。 君の分もあるから一緒に食べよう、男は優しげに微笑む。 そこで俺は気づいた。 今まさにルヴィア人に○×△が攫われようとしていると。 このままでは○×△は永遠に食べられなくなってしまう。 深い夜色の空から光り輝く円盤が現れる。 円盤から地上に降り

        • 親知らずをブチ抜いた話

          左下である。 ※この記事は抜歯時の記憶を克明に記録したのでグロい描写があります※ 親知らずを気にしたことのない選ばれし人は知らないだろうが、親知らずというものを抜く場合、上ならまあまあチョロくて、下だと結構覚悟が必要である。死ぬことはないが、入院して抜く人だっているのである。 そもそもなぜ抜くことになったかというと、私の場合、年に二度ほど左下の親知らずが痛むことがあるからだった。前回だと初夏。前々回は正月だったか。季節の変わり目や疲労などで体調を崩しかける時期になると奥歯

        最近みたいくつかの夢の話

          新しい鞄が欲しかった話

          流行病が幾分落ち着いて、在宅勤務が減りつつある今日この頃。通勤時にパソコンを持ち運ぶ必要がなくなってきたため、でっかいリュックを背負って会社に行くのが唐突にダルくなった。 今日は出社、明日は在宅…といった不定期的にパソコンの持ち運びがある頃はリュック通勤が妥当であった。薄型ノートPCとはいえ充電器やらマウスやらを含めるとトートバッグでは許せない重さである。 そんな邪魔者を会社に置き去りにできるのだから身軽で秋服にも合うようなベリーキュートな鞄が欲しくなったのだ。 私はアホなの

          新しい鞄が欲しかった話

          石ころを拾うのにハマっている話④

          石ころを拾うのにハマっている話④

          石ころを拾うのにハマっている話③

          石ころを拾うのにハマっている話③

          石ころを拾うのにハマってる話②

          水に濡れた石ころは彩度が増してより綺麗である。拾った瞬間のサイコーな気分を思い出せるので鑑賞するときは水にさらしたりする。 まだまだあるのでつづく。

          石ころを拾うのにハマってる話②

          石ころ拾いにハマっている話

          ビーチコーミング、という言葉をご存知だろうか。 これは海でいろんなものを拾う行為を意味する言葉である。 浜辺には漂着したいろんなものが落ちている。 流木、シーグラス、ワカメ、クラゲ、ゴミ。 そんななか私が目をつけたのは石ころであった。 浜辺で拾える石ころは、地方によって異なる。 高値で売り払えるような宝石はよっぽどないものの、名前のある石ころから、名前のない石ころまでいろいろである。 私が拾うのは、とにかく『好みの石ころ』である。 サイズ感がちょうどよく手に馴染むもの、色

          石ころ拾いにハマっている話

          夢の中のヒトデの話

          こんな夢を見た 水槽に新しい水草を入れ、そこに更にある生態を一匹投入する。 その生物は、淡水生でありながら、海に住んでいるヒトデのような姿をしていた。 青色のぽってりとした星型のフォルムに、オレンジのラインが入っておりどことなくトロピカルなビジュアルをしている。先に投入した有茎草のグリーンや、低床の白い砂にも映えそうな生き物である。 聞くにとても丈夫な生き物だそうで、繊細な水合わせや温度合わせは不要とのことだったので、お迎えして即水槽にドボンである。 エビや魚のように跳ねる

          夢の中のヒトデの話

          夢の中で空を飛ぶコツの話

          たんぽぽの綿毛のように空を飛べる能力を得た。 しかし自由自在に飛行ができるわけではなく、あくまでたんぽぽの綿毛のように風に乗れるだけのやつである。 なので、よし飛ぼうと思ったら思い切りジャンプをしたり、少し高いところから飛んで、なおかつ良い感じの風をキャッチしなくてはならなかった。 呼吸で浮力をある程度調節できるようだった。 大きく深呼吸をすれば、ゆっくりとだが高く浮かび上がることができた。 息を詰めることで少しずつ地面に近づくことができた。 浮かび上がりさえすればOK

          夢の中で空を飛ぶコツの話

          こんな夢を見た 話

          夏。 自分を含めみな子どもの同級生の男女数人で、海だか川だかに来ている。 水着を着て、浮き輪のようなものを各々持ちながら太ももあたりまで水に浸かっている。 水を掛け合ってきゃあきゃあと騒いでいる。 そこで突然足を滑らせたのか、一人の男子が悲鳴をあげながら水中へと消える。 慌てて皆で引き上げて陸に連れていく。 沈んだ男子はガタガタと震えながらしきりに 「かまれたかまれたかまれたかまれた」と繰り返す。 まさか水中に毒蛇だとか、なんかよく分からないがよくない虫とか魚とかがいたのだろ

          こんな夢を見た 話

          Googleマップで異世界に迷い込んだ話

          ワクチンを打って3日目の月曜日である。 発熱が続き仕事を休んだ。 しんどいもののもう数日寝てばかりで暇である。食料の調達がてら軽く自転車で出かけることにした。幸いにも天気は晴れである。 私は前々からダイソーに行きたかった。ダイソーとはどこにでもあるあの有名な百均である。 足を伸ばせる範囲のダイソーをググると徒歩25分程度の位置にダイソーがあるようである。チャリならだいたい15分くらいで着くであろう。ママチャリでのサイクリングにピッタリである。 越してきて約2ヶ月、まだよく

          Googleマップで異世界に迷い込んだ話

          あなたと私の秘密の話

          極上のリリックを刻んでしまった。 一月某平日、PM13:00 私は疲れていた。仕事でひどいめにあったのである。 自他共に認められるようなひどいめにあった私は、それらを「交通事故にでも遭った」ようなものだと解釈し心身を休め、翌日からスッキリ出社できるよう昼で会社を早退させてもらったのである。 ちゃっちゃと誰もいない自宅へ帰還すると私は風呂場に直行しシャワーを浴びた。なんでもお隣の席の上司が熱が出たということで会社を休んでいたのである。当日顔を合わせてはいないし、疑うわけでは

          あなたと私の秘密の話

          変な夢を見た話3

          数人で連れたってお化け屋敷に向かうことに。 ゲートをくぐり道を歩いてお化け屋敷に向かうもなぜか入口に戻ってしまう。ゲートの人に「行き方を忘れてしまった珍しいお客さんだね」と言われる。 道を歩いている他の人に着いていくことでなんとかお化け屋敷につく。 古い料亭のような建物。 中居さんのような赤い着物を着た女性達が炊事場と個室を忙しなく行き来する廊下をとおりすぎ2階へ。 和洋折衷な家具が置かれた真っ赤な部屋で何体もの大きなクマが豪奢な椅子に腰かけテーブルでナイフとフォークを用いて

          変な夢を見た話3

          今彼(NW-A107)の話

          注※ソニーのウォークマン(NW-A107)が大好きな人は読まないほうがよい 音楽を聴く用として使っていたiphone5の容量がついにパンパンになってしまった。今にも爆発しそうである。 このiphone5は太古、私がJKの頃に普通にスマフォとして使っていたものである。現役を引退し一度フォーマットされてから、音楽やドラマCDなどといった音源のすべてを一気に引き受け長きにわたり大活躍してきたタフなやつである。手のひらサイズでホームボタン、イヤホンの穴もある。この頃のiphone

          今彼(NW-A107)の話