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ゴールキーパーの愛情。たっぷり

9号、10号と焦るように台風が7月台風なしの汚名を挽回している最近ですが、耳を澄ませてください・・・・ 

『きたで。』 

今、秋の足音(声)が届きました。 

終わりは始まり。夏の終わりは秋の始まり。

海にはまだ行ってない。 

。。。

中学から大学まで10年間ゴールキーパーしてきましたって3万回言ってきても、まだアジア全域に、この人生の縮図(note)が届いてないとコメントをいただいたので、お伝えします。
私、中学から大学まで10年間ゴールキーパーしてきました。

ペナルティエリアに味方がいてもゴールキックスタートできるこのご時世にビルドアップスキルが壊滅的で時代錯誤でも根性でやり合った、ある一人のGKがいます。

この私です。 なんとかなるもんですよ。

このビッグGK人生から、ちょっとええやないの。と思えるトピックスを紹介します!

ちなみに、引退約1年前にそのルールが実施されたので、僕自身もルールに適応(アップデート)してやりました。

では、本日のお題いきますっ。

やっぱり準備が9割

ご存知の通り、GKは他のプレーヤーと違って手が使えるポジションで、やるべきことはゴールを死ぬ気で守ること。そう、守るのが一番の目的です。

巷では、エデルソンなどのアシスト生産マンみたいなGK論がささやかれています。ですが、アシストできても、点が取れても(極論)、打たれたシュート全部入ったら、ほぼ負けです。 

それならゴール前に8人立たせた方がマシ。とか流石に冗談でも言っちゃダメですからね。(代わりに赤コーン立たせた方がマシって言ってくれた人お元気ですか)

でも、ゴールを守るってのがGKの一番の遂行すべき責務なのは不動です。

推論ですが、ブラジル代表でも一番手でアリソンが出れるのも、やはりゴールセーブスキルやクリーンシート数(無失点試合)がエデルソンと比較して秀でているからです。(当社比)

その言葉の通り、シュートなんかで飛んでくるボールをゴールに入れさせないから、ゴールを守る。ですが、正直、シュートをストップするのは本当に本当に最後の最後の一瞬。

この、”ストップする” ”入れさせない”ために、ズーーーーーっとやることがあって、それは、どんなゴールへの脅威があっても対応できるように準備をする!です。

最後にシュートをストップする、GKがボールに接触するまでの準備がどれだけできるかが、守れるか・守れないかのターニングポイント。

しっかり構える、ボールをずっと見るとかは、確かに終始やるべきことですが、それはまだまだ点で準備を捉えています。 SASAKIの思う準備についての説明をします。

心の中で想像してください、
ある日コントラバス演奏コンクールの発表を控えています。

!!、、、はあはあ、んッ緊張する!!、、、

そんな大一番への準備、すんごいやりますよね。でも、発表直前の30分間だけ練習して挑もう。って、銀河一のマンモス心臓の持ち主しかできないと思います。 このギャラクティカハートマンモスさんは準備不足で退場です。

通常は、発表があるその日までに、1年とか半年の期間に練習とかリハーサルをやります。入念に。
そのイメージです。準備は点じゃなくて線だと思ってください。しかもずっと続きます。線の中に、ポツポツと準備が発揮される場面がある感じです。この準備力を90分間持続できているかが、ゴール守れる結果の9割を占めています。

あとの1割は、経験則からくる勘というか、センスです!
プロフェッショナルはここの1割が常人の10倍のクオリティ持ってます、アリソンは50倍で振り切ってます。

結果がゴール死守する直接的なアクションだとして、それまでの準備が連続し続ける。途切れることなく点じゃなくて線になることを理解できたら100点です。ここから読み進めると、さらに120点目指せます。


準備はコミュニケーションから

準備準備って3000回伝えていますが、じゃあ、準備って具体的になに?って疑問に答えさせてもらいます。 

僕が考えるに、自分主体での準備(どこにボールが来ても反応できる姿勢と予測など)はもちろんなんですが、自分が関与しないけど、

脅威に対する準備をすること=味方に”させること”
が非常に重要かと思っています。 

ちょい、俺シュート来たときだけ頑張るから、それまで奮闘任せるわ ってことじゃなくて、味方に後方から指示で情報提供する、欠けている精神的視点を察知してそれを補うとか、簡単に言えば、リスクマネジメントとメンタルマネジメントまでできてるかということです。

このコミュニケーションとコーチングをすることで脅威を低減させる(=ゴールを守る準備につながる)ことができますので、準備に含まれます。

もうお分かりした方も多いと感じますので、大本命をお伝えします。

このコミュニケーションとコーチングがめっちゃ大事。が今回のトピックスのanswerです。

特にコミュニケーションとコーチングでは、どうやったら的確に正確に伝えられるかを重要視していました。

GKと1試合平均10キロ走るフィールドプレーヤーとのメンタルテンションの差は一目瞭然です。この事実を理解していないと、伝え手(GK)と聞き手(その他の選手)の認識の乖離が起きます。

いくら正しい情報言われても、情報処理しているのは超流動的なハイテンションの試合中だから、難しい表現と長い内容だったら、受け取る側も理解しづらい。 5分のハイライト見たのにフル試合しか見れいない時のもどかしさ。 それです。

では、問いかけてください。 

皆さんの伝え方に 愛 こもってますか?

つまり、聞き手の状況も鑑みて、伝え方と内容を変えて、超絶わかりやすく情報を共有できるかを心がけることです。
守る攻めるの繰り返しでストレスかかってるんだから、こいつ今どんな状況なんだろっていう思いやるホスピタリティな一面も必要ですね。

ただ、守備局面になると、一転してクソほど統率する場面になります。攻撃の時にウジャウジャ言うのは、個人的に違うかなって思うんですが、守備の時は主導権を握って、おい俺の指示に従えマン(愛はある)になる必要があります。
例えると、、例えが無い。
あった、映画の時だけ、頼りになる心強いジャイアン  これにしましょう。

ゴールに一番近い人はGKなので、ポジショニングの基準点がGKから始まるのから逆算して守備構築する。優男ジャイアンになるのも仕方ない。

それと、自分が守りやすい状況にするためにも指示の影響力を持つ。これ大事。大学の時は、センターバックがゴールからの逆算で考えていない主観的守備理論を主張をして来たので、ムカつきました。(後日和解)

最後に、一方的なコーチングでは、相手も聞く耳を持たなくなるので、コミュニケーションをすること。

つまり、他のプレイヤーはどうなのかって聞くことと、一緒に協力して守備をするor攻撃を組み立てるために共通認識をすることが大事やなと感じます。あと、その人がどんな状況なのかを確認するため。

そう、めっちゃ会話する。今のどうだった、ここまでの守備どう??
とか、聞く話す聞く話すです。

高校の時は毎週金曜放送の悪いジャイアンだったので反省してここにいたる。 ハンセイ モーセイ 

GKじゃないあなたにも

ここまでの、準備を分解してコーチングとコミュニケーションを説明してきました。

そして、これがサッカーの試合だけではなく、様々な日常シーンでも応用できると自分が何回か経験して来ました。なので、GKじゃない皆さんにもご使用いただけますよ、無理やりでも応用して!(真顔)

誰かに指示をするポジションの人であったり、教える立場の人であったり、自分の考えを伝える状況の人、そんなコミュニケーションに直面している全人類の皆さんに、ええやないのって思ってもらえると有り難いです。

もし、この荒い文章からなんも感じ取れないって人は、もう一度読み返してください。
そうすれば、2回noteが見れます。



まとめると、

    伝えたつもりの9割は伝わってない。 

以上です。



SASAKI.


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