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残り物には懺悔がある【毎週ショートショートnote】

この村の教会では未来の自分へ宛てた手紙を預かっている。
訪れた者たちが十年後の自分への手紙を書き、それを十年後に受け取るシステムだ。
手紙には宛先が書かれ切手も貼られており、いつでも投函できる状態になっている。
十年後どんな生活をしているかは不明だ。
村に住んでいるかもしれないし、別の土地で暮らしているかもしれない。
無事に手紙が届かないかもしれない。

だが不思議な力が働くのか、配達人が意地を見せるのか、今まで手紙が戻されることはなかった。
無事に本人または家族の元に届いているのだと信じられている。
教会が手紙に加護を授けているからだ。

だが、今回投函される予定の手紙の中から、宛先が書かれていない手紙が発見された。
この手紙の処遇をどうするかが話し合われ、最終的には開封して確認されることになった。

『壁を蹴飛ばして穴を開けたのは私です。申し訳ありませんでした。 シスター アリサ』

手紙を読んだ者たちが皆、古い壁の修理跡に目を向けた。

(410文字)


こんにちは。
最近あまり物語が降りてこない羽根宮です。
どうしたものか。
とりあえず、本を読んだりnoteを読んだりしてインプットをしようと思います。

たらはかにさんの【毎週ショートショートnote】に参加しました。
お題は「残り物には懺悔がある」です。

たらはかにさんといえば、最近はやっぱり「うたすと2」です。


イベント概要


「彼ピ・ピ・ピ ゾンビ・ビ・ビ」が頭の中から抜けません。
これは新手の洗脳でしょうか 笑
歓迎です。
イベントも何かしらの形で参加したいとは思っています。
物語が降りてこないですけど。


今までに【毎週ショートショートnote】に参加したものはこちら。


読んで下さってありがとうございました。
羽根宮でした。


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