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世の中の頑張り屋さんたちへ。そろそろそろ「本来の自分」に気付きませんか?
自分が思っている「自分」って、実は「本来の自分」ではなくて。
「本来の自分を隠すための自分」、かもしれない。
少なくとも、私はずっとそうでした。
でも、それに気付いたのはごく最近のこと。
キャリアコンサルタントなんて仕事をしておきながら、お恥ずかしいのですが。まぁ、自分のことは自分ではわからないものですよ、とでも言い訳をさせておいてください・・・。
とにかく、それほど「自分の思っている自分」って、だいたい理解が曲がっているものなんですよ。
三人姉妹の真ん中だった私は、ずっと姉と妹の陰に隠れながら育ちました。
姉も妹も幼い頃からずっとダンスをやっていて、オシャレで活発な性格。
それに比べて、引っ込み思案で劇的に運動神経が悪かった私はダンスなんてできるわけもなく。趣味は読書で、丸眼鏡をかけて髪はぴっちり2つ結び、いつもお母さんの選んだ服を着ている、絵に書いたような真面目ちゃんでした。
そんな姉妹と自分を比べて、ずっと「自分にしかない特別な何か」がほしいと思っていました。
そこで、私は「好きになれるもの」を探すことにしたのです。
選んだのは、父の趣味だったギターでした。姉妹も周りの友達も誰もやっていなかったギターなら存在感を放てる、となんとも打算的にはじめたのでした。
結果的にギターの上達にはそこまで興味がもてず、ボーカルに転向してバンドを結成。
そして、服も小学6年生までは親が選んだ地味な服ばかりずっと来ていましたが、「個性」を表現するために古着ファッションに身を包むように。急にショッキングピンクのブルゾンなんか着だしました。
人って、ほんと思い立ったら変われるものなのですよね……。
こうして、田舎の真面目女子だった私は、外側から「個性」をベタベタと張り付け、どんどん新しい自分になっていきました。
大人になるにつれてバンドやショッキングピンクのブルゾンからは縁遠くなりながらも、やっぱり心の底ではずっと「個性」を追い求めていたんです。
個性がないと、また誰かの陰に隠れてしまう。
埋もれちゃうよ、みじめな自分になる。
そのへんの誰かと同じじゃダメ。
もっと、もっと。
今思えば、ほとんど強迫観念的みたいになっていた気がします。しかも無意識。
そんな危機感から、前職もキャリアコンンサルタントとしての今の仕事でも人一倍頑張ってきました。
特にキャリアコンサルタントは、もともとの資質が生かせる仕事だったこともあり、向かうところ敵なしの成果をおさめることもできました。
でも、それだけじゃ飽き足らなかった。キャリアコンサルタントなんて平凡な経歴だけじゃダメだ、と思ったんでしょうね。
いろんな活動を始めました。ブログ書いたり、副業したり、コミュニティ作ったり…。
しかも、真面目な性格ゆえに、全部それなりにちゃんとやってました。ピーク時には土日も平日夜もほぼ休みなく、せわしなく何かをやっている生活。
でも、何をやってもどこかで行き詰ってしまって。
ある日の朝、プツンと糸が切れたように、通勤電車で涙があふれて止まらなくなりました。
このとき、心の底から聞こえてきたのは、「もうこれ以上頑張れない」という叫びでした。
この、「足りないものを埋める」という努力は、社会ではあたかも正しいと思われ賞賛されています。
そして、そういう人は頑張れちゃうから、ちゃんとそれなりの成果も残しちゃったりします。
でも、いつか限界がくるんです。
だって、本当は、人って「無条件で愛されたい」という欲求があるんですから。
誰かに愛されるため、愛する自分になるために頑張るなんて、そんな苦しいことってありますか。
本当は、人って、そのままで愛されることができるんです。
でも、自分が「このままじゃだめだ」と決めつけているだけ。
私も、真面目で眼鏡ちゃんで地味な自分が、なんてつまらないんだろう・・・と思っていた。だから、何でも頑張って、個性を磨こうと思った。
でも、私が「つまらない」と思っていた私でも、本当はよかったんだ、と今ならわかる。
だって、私は一人で本を読むことや考えることが好きだったから、自分の想いをカタチにして伝えることが得意になった。
幼い頃から「自分とは何か」を問い続けて興味をもっていたから、心理や哲学や社会学の知識を自然に吸収していて、こういう発信ができるようになった。
こういうことを書いている、話している私は、とっても自然でのびのびしているのです。
「あぁこっちが本当の私だな」と、今はすとんと納得ができます。
そこにはイチミリの無理もない。
そして、こういうありのままを出して生きている方が、豊かな感じがしています。
繋がる人たちも同じような温度感の人が多くなったし、集まる情報もワクワクするようなものばかりだし。おまけに旦那もできたし。
人生が楽しくなってきました。
だから私は、世の中の頑張り屋さんに伝えたい。
そのまま頑張っているのもいいけど、自分の中の本当の自分を、もっとひらいてみませんか?って。
そっちの「ありのまま」のあなたでも、きっと幸せに成功することはできるから。
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