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心理的安全性とは? 新入社員が仕事でぶつかりがちな壁を乗り越えるための解決法

こんにちは、WorkWithプロジェクトです。

新年度が始まって1か月…
新入社員が入社したソワソワ感が落ち着き、会社全体の雰囲気が少しずつ見えてくる時期なのではないでしょうか?

とは言え、指導する上司や先輩社員と、新入社員の想いがすれ違うのもこの時期。今回は、新入社員が仕事でぶつかりがちの壁と、その壁を乗り越えるための解決方法を、企業における心理的安全性の重要性も解説しながらお話したいと思います。


バブル世代、ゆとり世代など、それぞれの生まれた世代は名前や特徴をつけて語られがちですが、今入社してくるのはいわゆるZ世代が中心です。

パワーハラスメントを含む企業コンプライアンスの遵守が謳われる中、上司自身が指導されてきた方法が時代に沿っていないがために、上司自身も正しい指導法に悩むことも少なくありません。

Z世代の新入社員が仕事でぶつかる壁として、以下の4つが挙げられます。それぞれの原因と対策は一体どんなものがあるのでしょうか?

● 仕事を覚えて貢献したいのに、そもそも周囲に馴染めない

原因:
① 新入社員の受け入れ準備やサポート体制が出来ていない
② 双方の期待値に大きな開きがある
③ 組織の文化や価値観を学ぶ仕組みがない
解決法:
新入社員が周囲に馴染めないと、円滑なコミュニケーションも図れず、その孤立感から早期退職に繋がる可能性もあります。まずは新入社員のプロフィールの事前共有や歓迎会の開催、育成計画の作成によるゴール像のすり合わせなど、『オンボーディング』を意識しましょう!

● 仕事が覚えられない

原因:
① 指導する上司が複数おり、人によって指示が異なる
② 新入社員の理解度を確認しないまま一方的に説明している
③ マニュアルが無く、目的や概要が無いままいきなり仕事を振られ、後から自分で振り返ることが困難
解決法:
適切な方法で指示を出さない結果、指導者の確認に工数が取られたり、そのことからコミュニケーションが険悪になることも。ポイントとしては、教える側の都合ではなく、新入社員の分かりやすさを意識し、最初に目的や全体像を伝えることが大切です。

● 報連相ができない

原因:
「こんなことを相談したら怒られるのではないか?」「上司の仕事の邪魔にならないか?」などの不安や遠慮がある
解決法:
Z世代の特徴として、他人の評価を気にする傾向が強いと言います。まずは企業というチームで仕事をする上で報告・連絡・相談が大事であることを伝え、相談しやすい環境づくりとして、報連相の時間やタイミングのルールを設けることが効果的です。

● ミスを恐れて主体的に動けない

原因:
社内やチーム内に失敗を責める雰囲気がある
解決法:
失敗して叩かれたくない恐怖心が強い傾向のあるZ世代の新入社員が上記の雰囲気のある場所にいた場合、失敗を恐れるがあまり "指示待ち人間" になってしまうことも。新入社員が主体的に仕事に取り組む人間に成長するために、挑戦による失敗を受け入れる雰囲気を作らなければいけません。まずは社内で心理的安全性について考えてみましょう!


参照:「心理的安全性とは?Googleが実践する生産性の高め方と測定方法を解説」

『心理的安全性』とは、対人関係において自然体の自分を出すことができる環境のことを指します。仕事面で言うのであれば、
「こんな質問をしたら迷惑ではないか」
「意見をしたら叱られるのではないか」
「挑戦したら笑われるのではないか」
と思う心配が無く、相手を信じ、リスクある行動をとれる関係性がチーム内で構築されているということです。

Google社のリサーチでも、初歩的な質問ができたり、新しいアイディアを提案しても他の社員が馬鹿にしない関係性が築かれている企業は、離職率が低く、チーム内での相乗効果により収益性も高いという結果が出ています。

ただし、上記のグラフを見ても分かるように、『仲が良いことが心理的安全性が高い』という訳ではありません。

仲が良いチームになることを目的化してしまうと、その関係性が壊れることを危惧して、仕事の失敗を隠したり、相手への評価をきちんとしなかったりと、成果より人間関係を重視するようになってしまうのです。

では、『心理的安全が高い環境』であることは、企業においてどんなメリットがあるのでしょうか?

企業やチーム内において心理的安全性が高い状態に保たれた時、
① 関係の質 ② 思考の質 ③ 行動の質 ④ 結果の質
を繰り返しながら、お互いの信頼を深め、さらに次の質の高いアウトプットへと繋がっていきます。

まずは一度、たとえ新入社員であっても相手に敬意を払い、その存在を尊重しながら適切なコミュニケーションを図ることによって相互の理解を深めることで、チーム内の心理的安全性を測ることをおすすめします!




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