大きなテーマは「自由」 転職が身近にあるZ世代を調査！
こんにちは、WorkWithプロジェクトです。
WoekWithプロジェクトのnoteでも度々取り上げている "Z世代" というワード。1990年代後半から2000年代に生まれた人のことを指し、「デジタルネイティブ世代」とも呼ばれています。
こちらの記事でも取り上げたように、Z世代の若者は『どう時間を使うか』をとても重要視する傾向にあります。ワークライフバランスが保たれ、組織内で主体性を発揮しできる職場で働きたいという気持ちが強い彼らは、どういった理由で転職を考えるのでしょうか？
転職がもはや当たり前の時代に
第二新卒や既卒などの若者向け人材紹介事業を運営するUZUZによる調査データによると、20代の男女540人を対象に実施した「就職／転職活動に関する実態調査」の結果、Z世代が転職を考える理由の1位に「将来の目指す方向に近づくため」がランクインした。
Z世代にとって大きなテーマは「自由」。
Z世代の若者は、何よりも自分の自由な時間を大事にし、企業の選択軸もそれによって変化すると言います。ちなみに、5位から10位までは以下のような回答になりました。
6位 人間関係がよくないため
7位 体調を崩したため
8位 現職の休みが少なるぎるため
8位 入社前に聞いていた条件と違っていたため
10位 シフト勤務が嫌なため
10位 パワハラやセクハラが嫌だったため
10位 特になし
「企業で働く」以外のお金を稼ぐ手段が増えた現代に生きるZ世代にとって、条件の不一致で転職することはもはや当たり前。
ところで、Z世代は『転職する方法』も他世代と異なるのでしょうか？
Z世代は昔に比べると他の仕事や働き方について知る機会が増えている
紙媒体を中心に求人情報を探していた1960～1970年生まれのX世代に比べ、オンライン上でいつでも求人情報を探すことができるZ世代は、求人情報だけではなく、写真や動画を通して職場の雰囲気もリサーチしています。
『今より条件や環境が良さそうな企業』を目にする機会が増えることで、現在の職場に疑問や不満を持ち始めると、すぐに転職する傾向があると言われています。
また、Z世代の両親が過ごしてきた日本の経済状況は、ベビーブームの世代として育ったX世代の両親よりも裕福な家庭が多く、その子どもであるZ世代は比較的恵まれた教育環境で育ちました。
そのため、膨大な数の求人情報が溢れる現代において、家庭の経済環境に不安の無いZ世代は再就職や離職の決断のハードルが高くないと言えます。
初めての転職で気を付けること
転職が珍しくない現代においても、いざ転職となるとやっぱり不安を感じてしまうもの。ただ、「早く今の仕事を辞めたい！」という気持ちが大きいあまり、転職活動で失敗する人も少なくありません。
インターネットで20代のときに初めての転職を経験した全国の男女554名を対象に行ったアンケートによると、転職で失敗した理由に以下のものが挙げられました。（複数回答可）
1位 転職先のリサーチが足りなかった（98名）
2位 もっと他の会社と比較検討すればよかった（77名）
3位 前の会社より労働環境が悪くなった（76名）
4位 給料が下がった（64名）
5位 転職先を決めてから辞めればよかった（43名）
6位 資格取得やスキルアップをしておけばよかった（20名）
7位 仕事があわなかった（19名）
8位 前の会社でもう少し頑張ればよかった（18名）
9位 非正規雇用を選んでしまった（17名）
10位 面接対策をしていなかった（10名）
「もっと他の会社と比較検討すればよかった」
「前の会社より労働環境が悪くなった」
「前の会社でもう少し頑張ればよかった」
など、仕事内容、勤務時間、給料体制、残業の有無、福利厚生などの情報収集を十分に行わないことで転職を後悔する人も。
まずは今いる環境を改善する方法は無いのかを改めて考え、会社側に要望を伝える、上司や仲間とのコミュニケーションを増やす、心理的安全性を高めるなど、転職活動をする前に今一度振り返ってみることが大事かもしれませんね！
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