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『GOOD ACTION』で、イキイキと働ける職場の共創を

こんにちは、WorkWithプロジェクトです!
皆さんは以前、記事内で説明した『心理的安全性』の意味と、その重要性について覚えていますか?

心理的安全性とは、対人関係において自然体の自分を出すことができる環境のことで、「こんな質問をしたら迷惑ではないか」「挑戦したら笑われるのではないか」などと思う心配が無く、相手を信じ、リスクある行動をとれる関係性がチーム内で構築されているということです。

心理的安全性の高いチームでは、チームメンバー同士が互いを尊重し、ポジティブな内容・ネガティブな内容にかかわらず何でも指摘し合い助け合うことができます。

心理的安全性の高いチームをつくる、いわゆる『チームビルディング』のために、企業はさまざまな取り組みを行っています。今回は、株式会社リクルートが主催する『GOOD ACTION』の受賞例を紹介しながら、どうしたらイキイキと働ける職場づくりができるのか考えてみましょう。


GOOD ACTIONとは?

『GOOD ACTION(グッド・アクション)』とは、株式会社リクルートが主催する、現代社会で求められる働き方の多様化に焦点を当てたプロジェクトです。このプロジェクトでは、個々人が充実した働き方を実現するために職場で行われる取り組みを称え、現場の声やユニークさ、担当者の想いなどから生まれる取り組みを募集し、選出された素晴らしい取り組みは表彰されます。

2023年度で第10回目の開催となったGOOD ACTION! 今回は経営陣のみならず、社員側からも取り入れてみたいと思うような取組みを3つご紹介いたします。


山陰パナソニック株式会社
『青春18きっぷ研修ひとり旅』

創業65年を迎える山陰パナソニックでは、従来事業の中で培われた守りの姿勢を脱却し、新しいことに挑戦する風土を育むことを目的として、新卒入社1年目の社員を対象とした「青春18きっぷ研修ひとり旅」(現:サンパナジャーニー)を実施した。青春18きっぷを使った5日間の旅程に1日1万円(切符代を除く)の予算を支給し、行き先やテーマはすべて社員自身が計画。「毎日10人以上に話しかける」というルールを設定してコミュニケーション能力向上を促すとともに、旅の様子を1日3回以上SNSに投稿することを課し、安否確認とともに社内での関係性向上にもつなげている。一部からは反対の声も上がったが、取り組みを企画・主導した船井 亜由美さんが「ひとり旅を通じて自分自身で課題を解決し、社会人の基礎力を身につけてほしい」という思いのもとで実行。旅をやり遂げた達成感や社内での人間関係向上が影響し、同年の旅を経験した2022年入社の新卒社員22名からは1人も離職者が出ていない。

GOOD ACTION『1年目社員が「青春18きっぷ」を握りしめてひとり旅へ!挑戦する若手の姿は組織風土改革へつながっている』より

山陰パナソニック株式会社による新入社員に対するこの思い切った取組みは、開始から翌年となる2023年も『サンパナジャーニー』として開催されました。Instagramも開設され、道中のトラブルも含めた社内外へのオープンな旅日記のようなものになっています。先輩社員には個々人の性格や得手不得手を伝えることができるため、社内のコミュニケーションの促進にもつながったそうですよ。

記事には5日間の研修を通し、たくましく成長した新入社員の体験談もあり、社長に副業許可の打診を直談判する度胸を得たなど、挑戦の風土に慣れさせる新人育成としても素晴らしいプロジェクトと言えるでしょう。


さくら構造株式会社
『上司選択制度』

社員が自分の上司を自分で選ぶ「上司選択制度」を導入。管理職の能力や性格などをまとめた「班長活用マニュアル」を社内に公開し、社員はそれぞれの管理職の得手不得手を理解した上で志望を提出する。入社2年目以降の社員が対象で、制度導入後は計8人が異動を実現させた。上司を自分で選ぶことで社員には選んだ責任感が芽生え、それぞれが自身のキャリアやスキルアップを自律的に考えるようになった。また上司が強み・弱みを自己開示することで、弱みがあることを受け入れる社内カルチャーが浸透するきっかけにもなった。

GOOD ACTION『上司を自分で選べるようにしたら、若手社員が自律した。「上司ガチャ」による退職を阻止するために「上司選択制度」を導入』より

こちらは入社2年目以降の社員が対象のユニークな異動システムです。せっかく入社・育成した若手社員が、上司とのミスマッチを理由に辞めてしまうことはどの企業においても頭を悩ませる問題です。

上司にとっては後任者の育成、若手社員にとっては希望通りのキャリアアップができる「上司選択制度」の取組みは、まさにWin-Winの関係性!チームとして強みと弱みをオープンにしていることから、お互いに指摘し合い、支え合う風土ができているそうです。正しい指標で作成した "班⻑活⽤マニュアル" を準備する必要はありますが、自社への導入が比較的検討しやすい取組みではないでしょうか?


株式会社バスクリン
『バスクリン銭湯部』

「バスクリン銭湯部」は、2015年4月に20代中途社員の提案により、社内交流や福利厚生を目的とした、文化系部活動として発足。そのため、メンバーそれぞれ所属部門の担当業務を遂行しながら、活動を展開していますが、若手社員が中心に取り組む主体的な活動は、組織活性化に大いに貢献しているものと考えています。「バスクリン銭湯部」の活動を通じて、社員の部署間を超えたコミュニケーションが生まれ、ベテランから若手社員への知見の伝承の場にもつながっています。

『銭湯で社員交流!公認部活動「バスクリン銭湯部」が、働きやすさやモチベーションアップに向けた取り組みを表彰する「グッド・アクション2016」(リクルートキャリア主催)を受賞。』より

この部活動は会社が公認しており、チームビルディングに役立っているとして『グッド・アクション2016』を受賞しました。「バスクリン銭湯部」では1〜2ヶ月に1度、休日や勤務後の時間を利用して銭湯に行き、その後に親睦会やオフ会を開催しています。活動は業務にも関連していますが、カジュアルで楽しみながら活動できる雰囲気から、他社との関わりや業務への熱量UPにも繋がっているのだそう。

銭湯やスポーツなどを利用した社員同士の交流は、健康増進にもなることに加え、社内外での新たなコラボレーションを促進させます。"飲みニケーション" 以外の社内交流の場を増やしていきたいですね!





今回ご紹介した取り組みの他にも、『コミュニケーション促進』『定着率アップ』『企業理念の浸透』『評価・育成』『ワークスタイルリノベーション賞』などにカテゴライズされた素敵なアイディアをぜひ読んでみてください♪





運営会社  株式会社ヒロセの賃貸

新潟の不動産の賃貸および管理事業を行う。
具体的な事業内容は、賃貸家賃保証業務の受託、駐車場の管理、土木建築工事の請負、ビル管理及びビルメンテナンス業務、損害保険代理業、スポーツ施設の経営、維持管理に関する業務など。

新潟店:新潟県新潟市中央区米山2丁目6番7号 WorkWith 米山 2F
本社:新潟県新潟市西区善久823番地