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生みの苦しみ

こんにちは。7月に改訂版2冊を出して2ヶ月あまり。
宛名のない手紙はたくさんの生徒たちに届いているようです。
わざわざ学研編集部に感想を送ってくれた人もいるようで。本当にありがとうございます!

さて、来る10月3日に3部作の最後となる問題集『深めて解ける!英文法OUTPUT改訂版』(Gakken)がリリースされます!!!

世間は紙の不足とやらで発売が2週間ほど後ろ倒しになってしまいました…。

         生みの苦しみ

著者としてはこの表現がぴったりな本…。
本の原型は、ボクが予備校講師になってからコツコツと集めてきた入試問題。その数は百単位ではなく、10,000問に迫るレベル。旺文社の大学入試問題正解が出る度に、項目の分類をしながらExcelに入力していったのを覚えています。

問題集を出す上で迷ったことは2つ。

①よく出るものを集めた頻出問題集。出る順ランキング等も掲載。
②英文法の問題を解くことで、全体像を俯瞰できるような問題集。膨大な量になることは覚悟。

ボクは②を選びました。はっきり言って、時代と逆行していると批判される可能性が大きい。やめた方がいいという意見もありました。

ただ、①のタイプの問題集はたくさんありました。

     類似本を作ることに意味はない

これはボクが本を出そうとする時の大切な考えです。
①はよく出る文法問題を解くことが目的になりがち。ならば自分じゃなくてもいいかなと…。

英文法の問題を通して、英語の世界が垣間見える。
解くという主体的な行為を通して学力を定着させる。

そんな壮大な目標を掲げて4~5年の月日をかけて執筆
結果、1,000ページに迫る編集者泣かせの原稿となりました。

こうして完成した前作のリリースが2014年。この間、皆さまから頂いた様々な意見を反映させてリニューアルしたのが今作です。

左が前作、右が改訂版。老けたなあ…😢(2回目…)

使い勝手(否定的な意見の多くはここ…)の点でもだいぶ良くなったと思います。

また、取り組む中でばらばらの項目が有機的につながるような配列、解説に磨きをかけました。。

コンセプトは変わりませんが、前作とはまったく違ったものになったと思われるでしょう。

Meglishでもお馴染みの富岡恵先生にも制作協力いただきました。いつもありがとうございます!


多くの方々のご協力がなければ完成しませんでした。

   ベストセラーより、ロングセラーを!
 これをやり終えたら見える景色が必ず変わる!!

多くの生徒に末長く愛される本になってほしいです。
大学受験の追い込みにもぴったりです。

成川博康