男性育休の「今」を探る③ 育プチコミュニティの事例
こんにちは。ワークシフト研究所の広報担当です。
ワークシフト研究所のnoteでは、3回にわたり、男性育休をテーマに
・育休取得を希望する男性、実際に取得する男性がそれぞれ増えていること
・男性育休が推進される背景と男性育休の取得を阻害する要因
・各社の取り組み
などをご紹介してきました。
今回のnoteでは、育休者向けセミナーの草分け的存在である「育休プチMBA」のコミュニティの皆さん、あるいはそのパートナーさんの、男性育休にまつわる体験談をご紹介します。
① えりさんの場合:ママの復職タイミングでパパが育休を取得
この春、育休から復職したえりさんのパートナーは、育休をえりさんの出産時ではなく、復職のタイミングで取得しました。この作戦が思いがけずよかったそうで、「今後育休取得を予定している方の選択肢になったら嬉しいです!」と、よかったことを3つ、教えてくれました。
その1:入園に必要な持ち物の準備や名前付けなどをパパが主体的に担当できた
入園に必要な持ち物の準備や名前付けなどを「全部に名前を付けるの大変だね」と言いながら、自分が持って行かなければいけないので一所懸命やってくれました。保育園の入園時にその大変さを理解してくれれば、小学校まで続く名前付けなども手伝ってくれると思います。
その2: 保育園のやり方や先生について、理解が深まった
毎日の送迎を担当するので自然とそうなりますが、保育園の出入りから荷物置場、担任の先生まで、よく理解をしています。なので、今後突発的に何か起こっても、夫がひとりで対応することができます。
その3:夫と息子の絆が生まれ始めている
夫が育休に入る前は、息子もやはり「ママがいい!」という場面が多かったのですが、パパと一緒に過ごす時間が増えたことで、パパでもママでも大丈夫なことが増えました。保育園送迎時に泣かれた話をとっても切なそうに話す夫を見ると、子育ての醍醐味を一緒に味わっているなあと感じられます。
新生児期にはママ抜きのお出かけが難しいこともありますが、卒乳済みの今は、パパと2人でお出かけもできます。今回、私の復職に夫の育休をあわせてみて、夫と子供がたくさん一緒に遊べてよかったと思いました。
② ともみさん&けっけさん夫婦の場合:第二子の出産にあわせて1年の男性育休を取得
第二子の妊娠中にひどい悪阻(つわり)で20日間の入院を余儀なくされたともみさん。ともみさんのパートナーのけっけさんは、この出来事などもあって育休取得を決意しました。
しかし、職場は男性育休の前例がなく、人員にも余裕があるとは言えない状況……。
けっけさんは、メーカ―で法人営業を担当しています。インフラ関連の製品を取り扱うため、トラブルが起きたら夜間や休日も関係なく、24時間365日の対応が必要になることもあるそうです。職場は昔ながらの日本企業で、プライベートより仕事を優先する雰囲気がありました。
ひと月の育休を恐る恐る申請してみたけっけさんですが、なんと、意外にも会社から「半年~1年の育休を取っては?」という逆オファーがあったそう。
その理由として、
育休期間が1年未満であれば、仕事の引き継ぎ先が特定のひとりに集中してしまう。
一方で、育休期間が1年以上になれば、仕事の引き継ぎを複数人で分担できる。
ということが背景にあったそうです。
ともみさんとけっけさんのお話はこちらからそれぞれご覧いただけます。
③ のりとしさんの場合:第二子の出産にあわせて1年の男性育休を取得
弊社で講師を務める鶴ケ谷典俊も、第二子の出産にあわせて1年の男性育休を取得しました。
鶴ケ谷が育休を取ったのは2019年のことです。今のような男性育休への機運が高まる少し前のこと。鶴ケ谷家に一人目のお子さんが産まれた後、パートナーさんに大きな負担がかかっているのを見て、二人目が産まれる時には育休を取得しようと決めたそうです。詳しくはこちらをご覧ください。
男性育休に関するあなたのご意見・体験もお聞かせください。
育休プチMBAでは、6/29(土)に実施する父の日特別セミナー「令和のチーム育児 ~パパありがとう 10年後も感謝し合えるために~」に先立ち、アンケートを実施しています。
男女を問わず育休を取りやすい社会、ひいては仕事と家庭を両立しやすい社会を目指して、ぜひ皆様の声もお聞かせください。
こちらからどなたも回答いただけます。
結果は、ワークシフト研究所のnote等で公開を予定しています。
育休プチMBA 父の日特別セミナーへのお申し込みはこちらから
父の日特別セミナーは、先にご紹介した鶴ケ谷がファシリテーターを務めます。男性育休を検討されている方、興味のある方、経験者に話を聞いてみたい方、ぜひご参加ください。
詳細はこちらからご覧いただけます。
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