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父の日スペシャル! 育休プチMBAで「男性育休あるある」を考える

こんにちは。ワークシフト研究所の広報担当です。

皆さんの周辺で「男性育休」を取得する人は増えていますか?

2021年6月に改正された育児・介護休業法により、産後パパ育休(出生時育児休業)が創設されたり、従業員数1,000名以上の企業を対象に育休の取得状況の公表が義務付けされたり、といったことが段階的に行われてきました。

2025年度からは、従業員が300名を越える企業にも同様に育休の取得状況を公表することが義務付けられるほか、こども未来戦略方針により、育児休業手当金の支給額が、現在の67%から全額相当まで引き上げられる見込みです。

こうした取り組みが徐々にではありますが功を奏して、直近(2022年度)の厚生労働省のデータでは男性の育休取得率が過去最高の17.13%になりました。

公益財団法人21世紀職業財団の「男女正社員対象 ダイバーシティ&インクルージョン推進状況調査(2022)」によると、20代では83.2%、30代では77.4%と多くの男性が育休取得を希望するようになっています。


育休プチMBAで「男性育休あるある」を考える

ワークシフト研究所が運営する育休取得者向けのセミナー「育休プチMBA®」(育プチ)では、「長時間労働の改善策を考える」、「時間制約をどう克服するかを考える」といった、育休からの復職後によくある問題をテーマにディスカッションを通した疑似体験を行い、解決への道筋を探ります。

2014年の開始当初から男女を問わずご利用いただいていますが、約2年前に企業の福利厚生向けサービスを始めたところ、男性の受講が以前よりも増えてきました。

そんな中、こちらの記事が社内で話題になりました。

弊社の研修等で講師を務める鶴ケ谷典俊さんが教えてくれました。

この記事に書かれているようなご本人の心理的な状況と周囲からの働きかけが私にもあったのを思い出しました。私も泣いたなあ。どうしていいかわからなかったです。

育休を取得する前後、「男性は稼がないといけない・出世をしなければならない」といったことを当然のことだと思っていました。いわゆる「男らしさの呪縛」に囚われていたまま育休に入ったので、仕事をしていない自分・家事や育児が全然できない自分にとても苦しみました。ちなみに今は全くこの呪縛がありません。3年くらいかかってやっと解放されました。

鶴ケ谷講師が1年間の育休を取ったのは2019年のことです。冒頭でご紹介したような男性育休への機運が高まる少し前のこと。鶴ケ谷家に一人目のお子さんが産まれた後、パートナーさんに大きな負担がかかっているのを見て、二人目が産まれる時には育休を取得しようと決めたそうです。詳しくはこちらもご覧ください。

他のメンバーとは次のような話をしました。

夫も育休を取ってくれていたら、
育児への参加率も違ったんだろうなぁ……
と日々実感しています。

「たまひよ妊娠・出産白書2024」によると、
男性が1カ月以上の育休を取得すると、
パートナーの満足度が90%になったそうです。

一方で「取るだけ育休」なんて言われてしまうパパもいますよね。
子育ては、最初にパパとママがチームになれるかどうかが肝心。
パパからのコミットメントが無さすぎて
二人目以降はムリ!ってなっている方や、
離婚してしまう夫婦だって決して珍しくないですよね。

大変なのは、ママだけじゃないですよね。
NHKでも育休後に苦悩する父親たちが特集されていました。
男性らしさの呪縛に悩んだり、
育児ノイローゼやうつになったりする方もいるそうです。
パパにも横のつながりや育休中に参加できる
コミュニティが必要ですね。

私はパパだって弱音はいていいんだよ、
ということを声を大にして言いたいです。
そのためのチームなんだから!

育休を長期で取りたいパパ、
お子さんができたのをきっかけに働き方に悩むパパ、
育休中で横のつながりが欲しいパパに
もっと育プチを知ってもらえるといいですね。

育プチがこの10年間、
育休の当事者や企業の方々から得た知見だったり、
ケースディスカッションを通してお伝えしてきた内容は、
これから男性育休を取る人や
今、しんどい思いをしている方にも絶対役立ちますよね。
昨年実施した男性育休をテーマにした特別セミナー
年に1回でも定期的に開催できるといいんですけど!


ということで、開催が決定しました。

育休プチMBA 父の日スペシャル回
「令和のチーム育児 ~パパありがとう 10年後も感謝し合えるために~」


父の日スペシャル!育休プチMBAで「男性育休あるある」を考える

当日は「もうすぐ父になる」というケースを使ってディスカッションを行います。先にも登場した鶴ケ谷講師が当日のファシリテーターを務めます。

【「もうすぐ父になる」ケース概要】
妻が出産を控える諒太は、育休を取ることを決め準備を進めていたが、初の男性育休を取った会社の同期から想像と異なる経験談を聞き、育休期間の過ごし方に悩み始めた。

育児が始まる(育休を取る)にあたり、これから起こることを想定して職場や家庭でどのように働きかけるか、組織目線で考える。

今年はより多くの男性にご参加いただけるように、土曜日のお昼に開催します。

  • 育休を検討している男性当事者の方、

  • 家族が増える・増えたのをきっかけに「働き方」を考えたい男性、

  • 仕事と育児の両立が難しいとお考えの方、

  • 育休パパのつながりが欲しい方はもちろん、

パートナーとお2人でのご参加も大歓迎です。
0歳のお子様は一緒にご参加いただけます。

なお育プチでは現在、この夏の10周年を記念して、ワークラボ開催回の受講費用、通常5,000円が1,039円になる「10周年感謝39キャンペーン」などを実施中です。この機会にぜひご利用ください。

こちらからお申込みいただけます。


「令和のチーム育児 ~パパありがとう 10年後も感謝し合えるために~」

日時:2024年6月29日(土)11~14時(開場は10時半)
場所:東京都港区東麻布1-7-3 第二渡邊ビル7F 「ワークラボ」(地図


育休プチMBAについて

育休プチMBAは、時間に制約のある方も組織に貢献できるようになるためのセミナーです。「あるある」な事象を基にした少人数グループディスカッションを通して、経営学の基礎、上司や経営層など第三者の視点も含めた考え方を学びます。勉強会を通じて復職や両立への不安を取り除き、育休後のキャリア継続とキャリアアップに必要な思考力、コミュニケーション力、交渉力などを鍛えることができます。

育休プチMBAの様子

男性育休を取りたい方、関心ある方の育プチへのご参加をお待ちしています!


<お知らせ&拡散希望>男性育休と両立に関するアンケートを実施しています

ワークシフト研究所では、男性育休に関するアンケートを実施しています。男性育休と仕事と家事・育児の両立についてなど、皆さまのご意見をお聞かせください。

こちらのフォームから回答いただけます。


男性育休あるあるについてお話しましょう。
ワークラボでお待ちしています!


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