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男性の育休取得率が高い職場をつくる5つの理由|はたらくを楽しくする理由 #008

こんにちは!広報チームの程原です。
はたらくを楽しくする100の理由、8つめの記事として、本日は、「男性の育休取得率が高い職場のつくり方」をテーマにワークスHIの事例を紹介していきたいと思います。

さて、この男性の育休取得率
現在、全国の課題ともなっており、今年6月には男性の育休取得を推進させるための法改正も行われています。


▼法改正の概要と企業への影響を解説したビジネスコラムはこちら

ビジネスコラムhttps://www.works-hi.co.jp/businesscolumn/danseiikukyu


2020年(令和2年)の日本全国の育休取得率は、女性平均が81.6%、男性平均が12.65%となっており、女性に比べて男性の育休取得率が非常に低い状態にあります。

政府として、この男性の育休取得率を2025年(令和7年)には30%まで引き上げたい考えです。

女性取得率

男性取得率出典:厚生労働省「令和2年度雇用均等基本調査」


これに対し、ワークスHIでは…
女性100%、男性27.05% の育休取得率を誇ります。

全国でもかなり高い取得率ではないかと自負しているのですが、実はこの数字、会社が「育休をとりなさい!」とムーブメントを起こした結果の数字ではなく、自然発生的に少しずつ増えていった数字なんです。

創業3年目、売上右肩上がりの忙しい会社で、なぜ数字を伸ばすことができたのか――。

それは、「育休がとりやすい雰囲気があること」に尽きると思います。

そこで、どうやってその雰囲気がつくられていったのか、5つのポイントにわけて紹介していきたいと思います。


①日ごろから休暇に対する理解がある

ワークスHIでは昨年から株式会社働きがいのある会社研究所が主催する「働きがいのある会社ランキング」に参加しているのですが、その調査の中で行われる従業員アンケートで、95%の社員が「必要なときに休暇がとれる」と回答しています。

当たり前と言えば当たり前ですが、日ごろから休みをとりづらい会社の中で何ヶ月も休む必要のある育休なんてもっととりづらいですよね。

育休に限らず「必要なときは休んでいい」という雰囲気を日ごろからつくっておくことが大切です。

②自律と信頼の文化

ではなぜそういった雰囲気はできていったのか。
その根底にあるのは、「自律」「信頼」の文化です。

ワークスHIでは日ごろから「誰かに言われてやる」のではなく、「自分で考えて行動する」といった自律的な働き方が求められています。

そのため、上司は部下の仕事の把握、相談は受けても、過度に仕事を管理しコントロールするようなことはありません。

休暇についても、「業務に支障が出ないよう調整し、休んでも問題ないと本人が判断したうえでの申請だろう」という信頼が前提にあるため、(あからさまに業務に支障が出ない限りは)本人の意思が尊重されます。

むしろ「はたらく」を楽しくするためにはリフレッシュが必要だという考えが浸透しており、CEOからも折に触れて「私も休むので皆さんも休みましょう!」と全社員に働きかけています。


③相互扶助の文化

また、単に休みを許容するというだけでなく、困ったときはお互い様という相互扶助の文化が根づいています。

繁忙期でとても休みづらいような空気の中でもチームマネージャーが「Aさんは家族を優先して!Aさんの分は俺たちが何とかするから!」と、上司が率先して休みやすい空気をつくってくれたという話や、逆に後輩から「Bさんの分、自分たちが頑張るんで気兼ねなく休んでください」と言われたという話があちこちから聞こえてきます。

先日紹介した「里帰り出産の同伴による地方勤務」の事例にもあったように、特に「家族との時間は大切なもの」という共通認識があり、出産といったビッグイベントはもちろん、授業参観、子どもの体調不良等、必要なときは周囲が快くサポートしてくれる雰囲気があります。

周囲に助けてもらった分、本人はまた別の誰かを助ける。
そんな好循環サイクルが生まれています。

iOS の画像 (1)▲遠隔地勤務制度を使って里帰り出産の立ち合いをした社員


④上司が率先して育休をとる

とはいえ、組織で働く者としては、上が休まなければ下も休みづらい…。
そんな空気感をつくらせないために、あえて育休をとった部門長もいます。

赤津 克明さん

配下に60人以上の部下を抱え、コンサル部門の最前線で顧客サービスを提供していた彼は、今年3月~6月まで3ヶ月間の育休を取得しました。

有給も多く残っていたので、「絶対に育休を取得する必要があるのか?」と問われたらそうではなかった。

しかし、周囲に相談したところ二つ返事で「休んでこいよ!」と後押しがあったため、「今後、必要があって育休を取得する部下の感覚を養うためにも、まずは自分が取得してみよう!」と決断にいたりました。

⑤育休がとりやすい環境を人事がサポートする

最後に、会社からのサポートとして、スムーズに育休申請ができる環境を整えておくことも大切です。

ワークスHIでは、全社員がいつでもアクセスできる場所に育休関連資料を開示しています。

資料を見れば、育休にあたってどんな準備が必要なのかが分かるうえ、人事との面談で細かな点を質問したり、アドバイスをもらうことも可能です。

また、実際に育休取得が決まった後の国への申請書類や給付金の手続きも、ご本人の同意のうえで可能な限り人事が代行しています。

育休中も重要な情報は人事から連絡がいくため安心して会社を離れることができますし、復帰に向けて必要なTODOもチェックリスト化されていたりと、スムーズな復帰が可能です。


子育てしながら楽しくはたらく

そのほかにも、ワークスHIには「パパママチャンネル」という子持ち社員のグループチャット(Slack)が全社員に公開される形で運用されていたり、「WithKids」という社内託児施設があったり、Web社内報で毎月出産報告が行われていたり…と、育児が非常に身近なところにあります。

画像6▲社内託児施設「WithKids」


Web会議でお子さんが乱入してくるといったトラブルも、微笑ましいできごととしてもはや常態化しています(笑)。

ライフスタイルのどのフェーズにおいても社員が「はたらく」を楽しめるようにする。

そんな空気づくりの参考になれば幸いです。


\ワークスHIの制度・文化についてはこちら

次回予告

次回は、続編としてトピック④でご紹介した「部下のためにあえて育休を取得した」という弊社社員、赤津さんの育休体験談をお届けしたいと思います。

実際に育休を取得したからこそ語れる、育休に入る前の準備、子育て、復帰に向けた心構え等、リアルな男性育休事情についてご紹介していきます♪♪



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