光が差し込んだら、チャンス到来。(『「雑草」という戦略 予測不能な時代をどう生き抜くか』をよんで)
そう語ったのは、野球界の名監督として名を馳せた故野村克也監督です。
同時代に華々しい取り上げ方をされていた、王貞治、長嶋茂雄をひまわりに喩え、自らはひっそりと咲く月見草に喩えていました。
今日は、長嶋さん、王さん、野村さんの話ではなく、大リーグでも大活躍した上原浩治さんが自らを喩えた「雑草」について考えてみます。
『「雑草」という戦略 予測不能な時代をどう生き抜くか』という本を読みました。
メッセージをまとめると、「予測不可能な時代には、雑草のようにチャンスがあれば、とにかくチャレンジしよう」ということです。
著者はまず、現代をブーカの時代と考えます。
そして、ブーカの時代。つまり先が読めない時代には、雑草の生き方が参考になると言います。
雑草は、光の当たらない地下で、光が当たる時を待ち、生き続けます。
そして、いざ光が当たった時には、ここぞとばかりに、葉を広げ地上での活動を続けます。
何度踏まれても関係なく、チャンスがあれば、光があれば、とにかくやってみるのです。
物質的にも、情報が氾濫する現代であると、何かをやってみようというパワーを持ち続けることは難しいのかもしれません。
ただ、そんな時代だからこそ、何かをやってみることは、価値があると思います。
雑草のように、地下で力を蓄えながら、チャンスがあれば色んなことをやってみよう。そんなふうに思う今日この頃です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?