圧巻。聖地 十字架の丘【欧州街角探訪㉒=リトアニア編=】
僕は日本で生まれて、日本で育ってきて、あまり自分の中の信ずる宗教について思う機会もなかったのが正直なところなんですが
海外でしばらく暮らしてみて、日々の生活に密接に結びついていた神道や、仏教を初めて感じました。語学学校の課題で調べたりもしたので。
僕は対外的に見たら仏教徒、または神道の信徒なんだと思います。積極的に信じてる訳ではないですが。なので、キリスト教徒では当然ながらないわけです。
また、今まで日本で身近にいた人に、キリスト教の信者の方はいなかったこともあって、キリスト教徒における十字架の重要性って、いまいちつかめないなと思っています。
どうも、初詣はだいたいいつも1月3日に行くケイトです。
リトアニアの北西部、シャウレイという街のはずれに、十字架の丘という聖地があります。
その名の通り、小高い丘に5万を軽く超える十字架が刺さっているという、圧巻の聖地となっています。
今回は、リガのバスターミナルからシャウレイに直接向かうことにしました。ネットでチケットを調べてみたら、空席なしになっていて焦りましたが、前日に窓口に行ってみたら余裕で席がありました。どういうことなんだ…
さて当日、バス小さい!ハイエースやん!なんだかアジア圏のバスみたいですが、シャウレイは小さい街なので、なかなか大きなバスを使うほどの需要もないのでしょう。チケット早めに確保した方がいいかも。
約2時間ほどでシャウレイに着きました。ここから市内バス(これもまたかなり趣のあるバスでした)に乗り換えて30分。
降りた先は本当に田舎、畑のど真ん中です。これぞヨーロッパの原風景って感じですね。
シャウレイの街で、カナダから一人でいらっしゃったというマダムと出会い、この日はずっと一緒に行動していました。
彼女はカナダでヘルスケアの会社でマネージャーをされていて、定年退職後、一人旅で世界を回っているそうです。
「ヘルスケアの会社にいたけれど、私自身のメンタルはちっとも健康ではなかったわ。だから私は今自分の為に、世界を旅しているの。旅が私の新しい仕事なのよ」と、やさしい英語でお話ししてくれました。
旅が私の新しい仕事。いいですね。いくつになっても、彼女のように行動力のある人でありたいなと思いました。
おしゃべりしながら歩いていると、遠くに十字架の丘が見えてきました。
十字架の丘に着きました。いざ近くで見ると本当に荘厳で、圧倒されます。
リトアニアもまた、他バルト国と同様数々の圧政下に置かれていました。国家の独立を願って、ロシア帝国やソ連と戦った方たちへの祈りの場所として、今でも現地の方たちにとって重要な土地であるとのこと。
歩道の両サイドを埋め尽くす大小の十字架。本当に大きなものになると3mを超えるだろうなというものも。
後光が差しています。十字架だけではなくて、故人と思われる写真や、供物が置いてあったりもしました。
神様を信じてる訳ではなくとも、キリスト教徒でなくとも、目の前の光景に何か感じるものがあることは確かです。
世界中の言葉で、平和を祈る言葉が、数々の十字架に彫られていました。
世界平和だなんて、僕がそんな大それた事を願ったとして、世界が変わるとは到底思っていませんが、ただこの場所は、とても尊いと感じました。
ここに来ることが出来てよかったです。
因みに十字架の丘からほど近いお土産屋さんに、手ごろなサイズの十字架が売られていましたので、この場所に自分の祈りを残したいという方は刺していくといいと思いますよ~
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