#工芸
皇居三の丸尚蔵館「皇室のみやび」拝観記
皇居三の丸尚蔵館の第4期、「皇室のみやびー受け継ぐ美」展に行ってきました。
最初に展示されていたのは文字と絵で物語をつづる絵巻の「春日権現験記絵」でした。
この絵巻には職人の働く姿とともに春日明神による夢でのお告、夢告の場面があり、竹林に座す貴女、明神と夢告をうける人の寝顔が描かれていて、いとおかし、という気分になります。
次いで圧巻的なのは、伊藤若冲の「動植綵絵」です。順番に、老松孔雀
三代東山展ー宮永家の人々
もう終わってしまいましたが、「三代東山展ー宮永家の人々ー」展が京都の思文閣で開催されました。
宮永東山家と錦光山家は深い縁があります。
三代宮永東山(理吉)さんの長女の宮永愛子さんが、同展のチラシに
「宮永東山窯 輸出陶器で隆盛を極めた錦光山窯から独立し、明治42年(1909)に開窯。 初代(1868ー1941)は、語学が堪能で海外美術の見識が広かったため、東京美術学校で岡倉天心の助手
帯山与兵衛の美の秘密:Martin Reynolds氏の知見
わたしはかねてから粟田で禁裏御用を勤めていた粟田焼の名家である、九代帯山与兵衛の雅で華麗な世界はどのようにして出来たのだろうかと思っていました。
そんな折に、イギリス人で帯山与兵衛コレクターであるマーチン・レイノルズさんと知り合い、マーチンさんから九代帯山与兵衛の雅で華麗な世界の秘密の鍵を解く新しいヒントを教えていただいたので、この場でご披露させていただきたいと思います。
まず、次の画