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3種類もの箔を押してしまった『宇宙人(woo choo zine)』豪華DMができるまで【後編】

再び宇宙人の作者の西谷 浩太郎です。【前編】では宇宙人展DM裏面の箔押しについて解説しました。それでは早速『宇宙人(woo chop zine)』豪華DMができるまで【後編】に入りたいと思います!

裏面に赤色の透明箔を押し終えて、次はいよいよ表面の2種類の箔を押す工程に入ります。

裏面の箔押しについてのお話は下記の『宇宙人(woo chop zine)』豪華DMができるまで【前編】をお読みください!



まずは上の画像をご覧ください。DM表面は、画像の下の青色で四角く囲った部分と、黄色で丸く囲った文字の2か所に箔押しをするため、まずは青色で囲ったベースの部分から箔を押します。

ただ、ここでベース部分の箔の色や質感と、文字部分の箔との相性を見てみないことには仕上がりを想像のは難しいため、何と箔押し機2台を使ってそれぞれの箔を押して、その場で色々な箔の組み合わせをテストさせて頂けることになりましたっ!まさかそんな大掛かりな作業になるとは思っていなかったので、ますます気を引き締めて立ち合いを続けました!

文字部分の箔を担当する箔押し機、やや小さいサイズです。
こちらベース部分の箔を担当する箔押し機。


事前の打ち合わせでは、ベース部分は艶のあるシルバー箔、文字は赤色の顔料箔(透明箔ではなく)という話をしていたのですが、コスモテックさんから「こんな変わったメタル箔もあるんで、テストしてみましょう!」と見たことのない様々な箔をご用意して頂き、調子に乗ってついついあれもこれもと試しているうちに気が付けば10種類近くの箔をテストしていました!

更に文字部分「われわれはうちゅうじんだ」も同じように赤色の顔料箔だけでなく、白、ピンク、黄色の顔料箔や、その他見たことのないようなド派手な箔まで奥から引っ張り出して頂き、机の上がテストの箔押しで埋まってしまう程、様々なパターンを試すことができました。


様々な組み合わせを試し過ぎて机の上がいっぱいに!

その結果、最初に考えていたシルバー箔と赤色の顔料箔も良かったのですが、最終的にはベースは「ホログラムゴールド箔」、そして文字部分は加熱型押し(箔を乗せずに熱で型押しする加工)に決定することができました!

事前に考えていた箔の組み合わせ
(ベース:艶ありシルバー箔、文字:赤色顔料箔)
こちらが最終的に決めたDMの箔の種類
左:ベース ホログラムゴールド、文字 加熱型押し
右:赤色 透明箔

コスモテックさん、安藤次朗さんのおかげで、宇宙人展のイメージにぴったりのすばらしくカッコいい、超絶豪華なDMに仕上げることができました!(コスモテックさん、安藤さん本当にありがとうございました!!!!!)

DMは先週から配布を始めています。あとDM設置場所については私のTwitter(https://twitter.com/nsnk2425)から追ってご報告します!
また展示会場(佐久穂、軽井沢)で、テストした全ての箔の組み合わせのDMも展示しますので、ぜひご覧頂ければと思います!

次回は7月28日(木)から佐久穂会場でスタートする『宇宙人(woo choo zine)』展の展示についてお話しできればと思います。
本日も長い文章をお読み頂き、ありがとうございました!


noteでは今夏に開催する『宇宙人(woo choo zine)』展に関する情報を発信していますが、それとは別に、全ての『宇宙人(woo choo zine)』に関する情報が集まった下記のwebサイトも新たに作り直しました。『宇宙人』、『宇宙人第2集』の販売はもちろん(オンラインショップ STORES)、269種類のバンダナも販売しています(バンダナはオンラインショップSUZURIから受注販売となります)のでぜひご覧ください!

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