3種類もの箔を押してしまった『宇宙人(woo choo zine)』豪華DMができるまで!【前編】
こんにちは、宇宙人を描いている西谷 浩太郎です。早いもので、1か所目となる長野県の佐久穂での展示開催まであと1週間を切りました。全く準備ができていないにも関わらず、なぜか焦りを感じることもなく新境地に入った予感がしています。
さて、今日は今回の長野県で開催する『宇宙人』展の告知のために作ったDMの制作について画像や動画などを交えてお話したいと思います。
DMのデザインは、これまでの『宇宙人』の全てのデザインに携わって頂いているデザイナーの安藤次朗さんです。
こちら安藤次朗さんのtwitterになります。
DMに掲載する展示会の情報を安藤さんにお伝えし、いつものように全てお任せでデザインして頂いたDMがこちらになりますっ!!!
印刷された上から箔押しを合計3回押すことに!
表面の絵と、裏面の文字を印刷し、これでDMとしては十分なりなっているのですが、今回ももちろんそれで満足するわけがなく、ここからがむしろ本番ということで、上の画像の表面下のグレーの部分や、「われわれはうちゅうじんだ」の文字、そして裏面の赤い文字?部分を、またまた箔押しで表現することにしましたっ。
そうなんです、サラッと普通に書きましたが、DMの表面に2種類、裏面に1種類の、合計3種類の箔を使った表現に挑戦することになりました!!!
ということで、同じくこれまでの『宇宙人』の制作物全てに携わって頂いている箔押し加工会社のコスモテックさんで箔押し加工をお願いしました。
こちらは毎回興味深い内容を掲載されているコスモテックさんのnoteです。
コスモテックさんで加工立ち会い
立ち会い当日はデザイナーの安藤さんも長野からお越しくださり、ピリピリした空気の中、、、、ではなく和やかな空気の中立ち会いがスタートしました!
裏面の文字部分は赤い透明箔に決定!
まずは裏面の赤い箔ですが、こちらは、安藤さんと私で最初から赤色の透明箔に決めていました。この赤色の透明箔は一般的な顔料箔ともアルミ箔とも異なり、フイルムのようなテカっとした素材になり、見る角度によって光の反射で箔部分に光沢が出る特徴があります。この箔は実は1作目の作品集『宇宙人』のケースで初めて使用し、宇宙人のイメージとぴったりということもあり、その後も何度か使用したことがある箔でした。
こちらが、DM裏面に押してもらう箔押し機になります!
箔が乗る前はある意味普通のシンプルなDMでしたが、赤色の透明箔が乗ることで、急に怪しい雰囲気が漂いはじめたのでした!
また赤色の透明箔はその名前の通り、箔そのものに透過性があるため、顔料箔やメタル箔と違って、箔を押した部分の下にある文字も透けるため、文字を読むことができるのです!
DM裏面の箔の種類、圧の加減などを決定し、無事に量産に向けた加工へと入って頂くことができました。上の動画は、箔の裏側が見えるところから撮影したものになります。
(まだ裏面だけですが!)下の動画は完成したDMを撮影。角度を変えることにより赤い箔がテカテカと光ったり、消えたりします。
というわけで、ここまで『宇宙人』DMの裏面の赤色の透明箔についてご説明しました!
【後編】では表面の箔押しについて解説したいと思います!。長い文章になりましたが、お読み下さりありがとうございました!
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