ヒッチコックの映画術
「サスペンスの神様」アルフレッド・ヒッチコックの作品を様々な角度から分類・分析し、そのテクニックを振り返ろうとするドキュメンタリー。
ヒッチ映画の特徴を「逃避」「欲望」「孤独」「時間」「充実」「高さ」という6つのキーワードに基づいて分析していく。
「映画術」と言うならば、ヒッチファンなら間違いなく読んでいるであろう『映画術 ヒッチコック・トリュフォー』という分厚い本がありまして。
この本でヒッチ先生が聞き手のトリュフォー監督に語っているような様々なテクニックやアイデアの実例を、映像でダイレクトに観られるのだろうと期待して、本作を観に行ったわけですが。
確かに名場面は次々に登場するんだけど、「ああ、このシーン良かったよな」「ここの構図が上手いんだよな」なんて思うやいなや、すぐ別の場面や作品にすっ飛んでってしまうスピーディすぎる編集。
「おいおい!せめてこのシークエンス、最後まで見せてくれーッ!」と上映中ずっと心の中で叫んでました。残念!
(2023.9.29)
http://www.wonosatoru.com
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