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『答えは市役所3階に 2020心の相談室』で振り返り

こちらも、あるNoterさんが紹介されていたのをきっかけに読んでみました。
『答えは市役所3階に 2020心の相談室』- 著者:辻堂ゆめさん

市役所の3階って、何があるんだろう。まちづくり課とか?納税課とか?保育課とか?なになに?と思ったら。何の変哲もない会議室でした。そう来たか会議室か!うん、確かにありがち笑。しかし会議室が本の舞台になるとはどういうことかと言いますと。

2020年に心の相談と言えば、そう、アレのアレです。あの年に、ある架空の市役所が2名のカウンセラーを雇って、無料のカウンセリングルームを開設した、という設定でした。ははぁ、なるほどなるほど。

今でこそだいぶ自由度のある生活が戻ってきたけれど、あの頃、特に2020年の春夏あたりからはもう、本当にお先真っ暗な気持ちでしたね。世界中のほとんどの国や地域で同じ問題が起こって、まさに皆で困り悩んだ体験というのはこれまで経験がなかったし、まさか自分が生きている間にそんなことが起こるなんて想像したことも無かったもんなあ。

さて、この本は各章で一人ずつ、相談者の視点で一章ずつ構成されていました。あの年には誰もが未知の病原体への恐怖や様々な制約に対して多かれ少なかれ物理的・精神的にダメージを受けていたけれど、中でも特に深刻な影響を受けていたであろう層の人たちを代表するようなお話ばかり。

しかし「カウンセリング」にしては妙に推理小説みたいな展開が出てきたりして、おや?と思ったら、本の紹介文にもよく見たら「あたたかなミステリー」と書いてあるじゃないですか。note記事を読んでだいぶ経ってから読み始めたので、詳細はまた忘れていたという(失礼…笑)。

本物のカウンセラーの著書としては以前こちらを紹介していたけれど

今回の本はだいぶエンタメ性が持たされていたため、実際とはだいぶ飛び抜けた感じのカウンセラーさんが出てきました。本全体の構成としては、ちょっとこれに近いところもあるかなと思ったり。

ただ、最近読んだ中でいちばん今回の本と親和性がある意味高そうだなと思ったのは、これでした。

私は青山美智子さんの本はまだこの1冊しか読んだことがないけれど、人物や事象がちょっとずつ関連していって大きく繋がるところのカチッと収まるスッキリ感が好きな人は、今回の辻堂さんの本も嬉しいのかも知れません。

書くのが久々すぎて何だかやたら簡素な文章になってしまいましたが、せっかくなのでこのままアップしてみます。というか、もうちょっと何か書こうとするとどうしてもネタバレになるんですわこの本。文章力の欠如とも言いますが。。仕方ない疲れてるし!(←最近この言い訳しすぎ)

首肩腰の凝りをほぐすいちばん効果的な方法が知りたい今日この頃です。

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