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noteと関係なく読んでみた本

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本屋さんや図書館で見つけたり、人からきいたりして読んだ本たち
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#ノンフィクション

『REAPPRAISAL』でいろいろ再評価

『REAPPRAISAL』でいろいろ再評価

全く、世の中のニュースっていうのは毎日毎日辛いものばかり。ニュースっていうもの自体が、そういう内容にフォーカスする特性があるからかな。報道そのものが、世の中への問題提起が主要な意義だからこそ、なんだろうけど。なんか、それだけじゃない気もするんだよなあ。

…なんてことを思わない年は、ニュースがわかる年齢になって以降、見事に一度もありません。

以前に紹介したこちら、内田舞さん著『ソーシャルジャステ

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『スマホ脳』とその続編をできるだけ手短にまとめると

『スマホ脳』とその続編をできるだけ手短にまとめると

『スマホ脳』は2021年最も売れた本らしいので、読んだ人も多いかも。以下、いずれも著者はスウェーデンの精神科医アンデシュ・ハンセン(Anders Hansen)さん。

スマホの使いすぎってなんかやばそうとは思うじゃない?で、実際どんだけやばいのよって、ここまで色んなことに影響してるの?えっ、やばっ…。ってなるのがこの本。

『スマホ脳』

スマホの使い過ぎはうつのリスクにもなるって話もあったけど

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『完本 アイヌの碑』を読んで

『完本 アイヌの碑』を読んで

私のnote初めての投稿は、その頃に読んでいた漫画『ゴールデンカムイ』についての記事でした。

そこで私、こんなことを書いていました。
「物語自体はフィクションながら、うまい塩梅で史実を織り交ぜて描いているため、当時のアイヌの人たちに実際はどんな出来事がありどんな影響を及ぼしたのかは想像するしかない。でも、独善的に検討外れな想像にならないためにも、この作品では触れられなかったようなアイヌの様々な歴

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『最後の秘境 東京藝大: 天才たちのカオスな日常』が想像の斜め上の横のさらに上でとにかくすごかった話

『最後の秘境 東京藝大: 天才たちのカオスな日常』が想像の斜め上の横のさらに上でとにかくすごかった話

何かの文庫本に入っていた本の広告を眺めていた時、一際目を引いたのがこちら。本は好きでも詳しいわけではないので、ベストセラーということも知らなかった私。何気なく読んでみたら度肝を抜かれました。

『最後の秘境 東京藝大: 天才たちのカオスな日常』- 著者:二宮敦人さん

有名すぎるけれど意外と知らないその実態東京藝術大学。音楽と美術のエリートが集まるすごい大学。多くの著名人を輩出していて、受験も超難

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