受注数アップは「アウトバウンド」と「インバウンド」そしてもう1つ…？
BtoBマーケティング施策は主に「アウトバウンド営業※1」と「インバウンド営業※2」の2種に大別されますが、両者を実施していく際に同時に行うべきは「業界内ブランディング」。ブランディングといえば「BtoC企業がやるもの」と思われがちですが、実はBtoB企業にとっても、重要な施策です。
※1：架電、メール営業、展示会出展、広告出稿など
※2：オウンドメディア立上げ・運営、SNS運営、セミナーやイベント開催、メディア取材獲得など
▋目指すは「第一想起の獲得」
ブランディングは「第一想起」の獲得、つまり「●●といえばA社！」といったように、顧客に最初に思い出してもらうことにつながります。ブランディングは一朝一夕で完成できるものではなく、ある程度の時間を要するのがもどかしいところですが、業界内ブランディングを頑張った企業と頑張らなかった企業とでは、数年後に大きな差が生まれるのは容易に想像ができるはず。
▋BtoB業界「●●といえば、あの会社」
「●●といえば、あの企業だよね！」。具体的にはどんな企業があるのか？「第一想起」される例をまとめてみました。
コスメのプロモーション支援なら「アットコスメ」
医療従事者専用サイトなら「エムスリー」
医療用アプリなら「CureApp」
名刺管理なら「Sansan」
営業支援・顧客管理なら「セールフォース」
世界的な金融経済情報なら「ブルームバーグ」
など（敬称略）
「あー。確かにそうだね」と思った人は多いはず。業界内ブランディングがある程度確立されてくると、インバウンドによる受注や相談依頼、資料請求が増え始め、メディア取材やセミナー登壇依頼、アライアンス依頼、寄稿依頼なども比例して増えます。その結果さらに認知が上がり受注数が増加ーーといった好循環なサイクルが生まれます。
例えばあなたが「医療用アプリの会社と連携した事業開発を進めたい」と思ったら。真っ先に「CureApp」を検索・問合せをするのではないでしょうか。そう、これが「●●といえば、あの会社！」の強さなんです。
▋BtoBだからこそ、早く始めたもの勝ち
といっても、すぐに成果につながるわけではないのがブランディング。どうしても後回しにされがちですが、でも実は今こそチャンス。
BtoC商材のマーケティングとBtoB商材のマーケティングは勝手が異なる上に、世の中の「マーケティングハウツー」はBtoC企業向けが中心。そんな背景もあってか、ブランディングの重要性をBtoB企業はさほど重視しない傾向があると感じています。
しかし昨今は多くの企業が、取引先や発注先を探すときにオンライン上でのリサーチから始めています。そう考えると、第一想起を獲得できる企業は必然的に検索されやすい。当然、問合せ数も上がります。
であれば今こそ絶好のチャンス。「第一想起の獲得」＝「ブランディング」を重視しないBtoB企業が多数派の今こそ、いち早くブランディングに取り組めば、それによるメリットを多いに享受できるはずです。
▋自社の場合は何でブランディングする？
何の領域でブランディングを確立させていくか？を考えるときは「自社の強みや軸が中心にあるか？」を踏まえたうえで「競合他社より優位性があることは何か？」「それは今後も期待できる市場か？法人ニーズはあるか？」「自社の弱みをカバーできるものか？」など、BtoC製品のブランディングと同様に多面的に考え抜く必要があります。そしてそれを「理解してもらいやすい言語に変換」してアウトバンド施策とインバウンド施策を実行ーーー。
ブランディングの世界は奥深いので、だいぶ簡易的に説明してます。詳細はブランディング専門の書籍に譲りますが、アウトバンド＆インバウンド施策を実行する際はぜひ「業界内ブランディング構築にもつながってるか？」を意識してみましょう。
当社ウーマンズ自身も業界内ブランディングはずっと意識的に行ってきたため、お仕事のご相談をいただくときに必ず頂く言葉が「女性ヘルスケア市場の知見を豊富に持ってる御社だから～～」という、ほぼ共通キーワードです。「女性ヘルスケア市場専門のシンクタンク」というブランディング確立に向けて当社の場合は数年間地道に様々な施策を行ってきましたが、ブランディングに割く時間・予算・PR戦略・業界環境によってはもっと期間を短縮できます。1～2年程度でも十分に確立が可能だと思います。
▋ヘルスケア業界のBtoBブランディングのご相談
①BtoB特化のプロモーション支援＆実行
当社では、ヘルスケア業界に特化したBtoBプロモーション（取引先開拓／リード獲得／認知向上）の支援＆実行を行っておりますが、クライアント企業様の施策を実施する際は、当然ながらブランディングにつなげていくことも重視しています。BtoBプロモーション（取引先開拓／リード獲得／認知向上）を実施しながら、業界内ブランディングの構築も行いたいとお考えの企業様はお気軽にご相談ください。
②BtoB特化の大規模イベント出展社募集中
女性特有／男性特有の健康課題を解決するソリューションが集結するBtoB特化イベント「第2回 ジェンダード・イノベーションEXPO」を、東京ビッグサイトにて開催します（2024年2月20日～22日）。
来場者数は4.3万人、出展社数は700社越え*の大規模なBtoB特化イベント。現在、企業のみならず内閣府、アカデミア、各自治体でも急速に広まりつつある「ジェンダード・イノベーション」がテーマです（直近の社会動向）。女性ヘルスケア領域の新規取引先開拓、業界内認知拡大でお悩みの企業様はぜひご出展ください🙂。出展のお問合せ、お待ちしております！
*同時開催展含む
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