武器兵器調達課#26: 「Corvo PPDS(段ボール製軍用ドローン)」 <ー 例のウクライナで活躍中の例のヤツです
今回は「Corvo PPDS(段ボール製軍用ドローン)」についてコメントをさせて頂きます。
下記のドローン補足情報です: ↓
「Corvo PPDS(段ボール製軍用ドローン/ Corvo Precision Payload Delivery System)」: オーストラリアのシステムエンジニアリング企業SYPAQ Systems社によって開発された低コスト小型ドローンです。
Corvo PPDSの最大の特徴は、低コストを実現する段ボール製の機体フレームです。翼や胴体が段ボールでできているため、ドローンはフラットパックと呼ばれる平箱包装で配送され、一度に大量のドローンを輸送でき、場所もとりません。
組み立て式で、工作、家具の組み立てレベルなので専門的な知識は必要なく、一般にある工具とテープ、接着剤を使って組み立てができます。組み立てると本体は機体胴体と翼の2つのパーツに大きく別れ、その二つは太いゴムで固定されます。一度組み立てると解体はできません。
は~?
なんと、アンドロイド端末で操作?!
もともと、オーストラリア軍が依頼し、この会社へ作ってもらったそうです。
段ボール表面はワックス加工されているので多少の雨ならば、濡れても平気です。
Corvo PPDSのスペックは以下(非公式)の通りです。
全長:1.8m
全幅:0.9m
重量:2kg
最高速度:100km/h
航続時間:4時間
ペイロード:1kg
お値段は3000USD(40万円位)でした~
こんなのでMigやSU戦闘機が爆破されたら、泣くに泣けないです。
Corvo PPDSは、偵察や監視、目標指示、爆撃などの用途に使用できます。特に、戦場や市街地など、レーダーやセンサー網が密集する場所での運用に適しています。
ウクライナ軍では、Corvo PPDSを偵察や監視、目標指示に使用しており、ロシア軍の戦車や装甲車などの攻撃に成功したとされています。
Corvo PPDSは、低コストで使い捨て可能という特徴から、今後の軍事紛争で大きな役割を果たす可能性があると期待されています。
これは、ロシアよいうより米国製のドローンにとってダメージでしょう。
そもそも普通のドローンは数百万円位で、米国製なら青天井状態ではありませんか? それがCorvo PPDSなら3000USD は価格破壊でしょう。
画像はこんな感じで、本当に段ボールでした(笑)。
YOUTUBE検索キー(オーストラリア訛り? 聴くのが難しいです(笑)): Australian cardboard drones 'in operation' in Ukraine
YOUTUBE検索キー: Australian company supplying Ukraine with cardboard drones to fight Russia
YOUTUBE検索キー(日本語): ウクライナ軍が使う”格安”段ボール製軍用ドローン「Corvo PPDS」
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