パラレルワールド新聞: 「プーチンによる偽情報作戦、ソーシャルメディアで裏目に出る可能性」 <ー「うそつきの配当」で事態を混乱
今回は「プーチンによる偽情報作戦、ソーシャルメディアで裏目に出る可能性」についてコメントさせていただきます。
Forbes: 26 Mar,2024
「プーチンによる偽情報作戦、ソーシャルメディアで裏目に出る可能性」
「プーチンは犯行声明を出している過激派組織イスラミックステート(IS)には言及しておらず、またウクライナの同事件への関与の否定も認めていない。その代わりにプーチンは物事を自身の筋書きどおりに進めるために今回の治安上の失態を利用している」
?
「「うそつきの配当」で事態を混乱: 約25年前、モスクワのアパートが相次いで爆破される事件が発生し、当時権力の座についたばかりだったプーチンはチェチェン人によるテロだと断定した。これについては、チェチェン侵攻への支持を集めるための偽旗作戦として、情報機関が「自作自演」した可能性があると反政府の一部の人々は主張している」
&
「ウクライナが何らかのかたちで今回の事件の背後にいる、少なくとも攻撃を支援したというプーチンの主張は、昔の筋書きから持ってきたかのようだ」
今回については知りませんが、ロシアが自国民を犠牲にしても「やらせテロ」についてパラレルワールド新聞でときあるごとに言及するのはこの約25年前のこの事件があるからです。
「大多数のロシア人はラジオやテレビから情報を得続けている。これらの報道機関は現在、大統領府にほぼ支配されている」と話すのは米ニューヘイブン大学のマシュー・シュミット教授」
&
「ロシアの人々は22日に起きた事件の実行犯がISの地域組織ISIS-Kのメンバーであることをすでに知っているが、プーチン政権はウクライナ政府の一部がISIS-Kを支援していたと主張した」
&
「ロシア大統領府はウクライナのゼレンスキー大統領の事件への直接的な関与は主張せず、代わりに別の人物が秘密裏に動いていたのではないかという古典的な陰謀論を展開している」
&
「嘘と真実の区別がつかないような状況を作り出している」
これは最新版の攻殻機動隊でもでてくるジョージ・オーウェルさんの1984そのもの、実際今のろしあでは通じないとおもうのですが、政府はそう思っていないんですね〜。
「ソーシャルメディアで事実関係が明確に?」
&
「ソーシャルメディアがフラッディングに弱いのは、国家統制に耐性があるのと同じ理由だ。つまり誰でも発信できるためだ。だが、フラッディングはますますうまく機能しているようで、代替情報を提供する場としてのソーシャルメディアの能力を妨げているかもしれない」
&
「誤情報を溢れ返らせる手法は、他の権威主義国家が展開してきたネット検閲システム「グレートファイアウォール」ほどの効果はないかもしれない」
ですね~。
「プーチン最大のミスは、ロシアのインターネットを封鎖しなかったことだ」とシュミットは指摘した。「中国やイランのように外部からの情報を遮断するファイアウォールがない。2000年代初めにプーチンはインターネットを軽視し…その結果、ロシアのインターネットは世界とつながっている」」
皮肉にも、これが幸を制した?
「Telegramは一部の情報の流入を許している」「だが、軍事ブロガーや政府関係者が今も宣伝のために使用しており、そのやり方は『うそつきの配当』のようなものだ(シュミット)」
&
「偽情報を広める行為は諸刃の剣だ。ウクライナに事件の責任をなすりつけようとするプーチンの試みは裏目に出る可能性があり、2年前のウクライナ侵攻や戦争の根拠が疑われかねない」
ある程度の情報があれば、ロシア国民は正確に物事を分析すると思います。
「ロシア政府は過去にもソーシャルメディアのチャンネルを利用して、自分たちに都合のいい筋書きを作ってきた。Telegram、特に『ウォー・オン・フェイクス』のチャンネルを利用して偽情報をさらに広めている」
ま、政府の考えは、ソ連で止まっている気がします。 日本が昭和で止まっていているのと同じです。
「「ロシア政府... Telegram、特に『ウォー・オン・フェイクス』のチャンネル… このチャンネルは「ウクライナの偽情報」と呼ばれているものに対抗するために、起こったとされる出来事について偽の「事実」を提供することで知られている」
&
「国際人権団体フリーダム・ハウスによると、ウォー・オン・フェイクスのチャンネルは開戦以来6万2500人のフォロワーを獲得している。こうしたいわゆる政治チャンネルはロシア政府の宣伝を広めている」
&
「だがTelegramには事実に基づく戦争関連のニュースを共有するチャンネルもある。多くのロシア市民が、そうしたチャンネルでウクライナとの戦争に関する検閲されていない見解を得ていることは広く知られている。ウクライナが今回の攻撃をお膳立てしたという指摘にうなづく人がいる一方で、ISIS-Kの犯行だという情報を得る人も大勢いる」
パラレルワールド住人の間ではロシアは、中国より、情報についてはかなオープンだと思われています。
ただ、ロシアでも日本でも情報を見てまともに分析&判断する能力がないと意味がありませんけどね…
検索キー: プーチンによる偽情報作戦、ソーシャルメディアで裏目に出る可能性
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?