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好き嫌い

僕は子供の頃から嫌いな食べ物がなかった。

味覚がないわけではない。

パクチーはこういうクセ、ピーマンはこういうクセ、レバーはこういうクセ。

そういう味なんだなぁ。

と理解して食べる。

それぞれ味の主張は感じるから、

『嫌いじゃないけど、今日のご飯はピザじゃない』
みたいな小さい調整をしながら食生活を送っている。

ただ、肉には勝てない。
焼肉の後は必ず腹を下す。

お腹の消化に関しては
好き嫌いに関係なく困るので
あんまり肉をたくさん食べないようにしている。

害があるのは、こまる。

人も、あまり嫌いにならない。
この人ははこういうクセ、こういう味なんだなぁと
理解して関わる。

嫌いじゃないし、クセだって理解してる上で
関わってる人だとしても、

『この人と長くいると攻撃されるな』
『なんか疲れるな』
という場合は人間関係の消化に害があると思うので
あんまりその人とたくさん過ごさないようにしている。



『ごはん』と『人間』は似てる。


料理だって
塩だけ食べたら辛いし、
パクチーだけ食べたらカメムシの味なのだ。

料理も人間関係もバランスが大事。
偏りすぎてもいけないのかも知れない。

だからいろんな料理を食べて、
いろんな人に会って
たくさん笑いたい。


僕はパクチーかも知れない。

何にしたって、
僕も誰かにとっては栄養になるし、
誰かにとっては害になるのだから、
(僕はかなりのクセモノだと自覚している)

パクチーはパクチーらしく胸を張って生きていきたい。

僕は水菜やレタスにはなれない。
だってパクチーなんだから。

自信を無くした『元気のないパクチー』にはなりたくない。

それなら、『元気のあるパクチー』として
強く生きたい。

これが僕の味です。どうも。

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