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ガツン、とトマトなグリル焼き

今週は仕事がどたんこばたんこしており、連日残業で帰宅が遅くなってしまった。週の半ばからは、残業の合間にコンビニで仕入れてきたおにぎりやサンドイッチ、ハッピーターン、ブラックサンダー等で晩ごはんを済ませる日々が続いた。こういう日が続くと身も心もすさみがちなのだけれど、先日導入した新兵器たちでボディメンテナンス(のまねごと)をしていたせいか、思いのほか体調は悪くない。

今朝もがっつり朝寝坊するつもりが、なぜか7時にバチンコ☆と目が覚めたので、ヨッシャヨッシャ買い出しじゃーい!と張りきって地元の直売所に乗り込み、夏野菜をたっぷり買い込んできた。


今夜の晩ごはんは、朝いちばんでゲットしてきた熟れ熟れつやっつやのトマト、及びかぐわしき芳香を放つバジルを使ってのグリル焼き。


2ヶ月ほど前のうつくしき新緑の季節にご縁に恵まれたクリエイター、1/fさんのお宅でお見掛けした「じゃがいもとトマトの重ね焼き」。これが何とも私の心にバチンコ☆どストライクで、ぜひ一度作ってみたいと思っていたのです!

「簡単料理だけどワインにも合う一品」……正にあたいのためにあるようなメニューじゃないですか、んもう/////


1/fさんはおそらくストウブの浅型で作っておられたのだけれど、ストウブなどという玄人向けおしゃれ高級調理器具は当然我が家にはない。最初はフライパンで作ろうかな、と思ったのだけれど、盛りつけ時に大惨事となる未来予想図しか見えなかったので、グラタン皿を使ってグリル焼きにアレンジしてみることにした。「チーズたっぷり載せても美味」とのことでしたし……!


じゃがいもは皮をむいて適当な厚さにスライスし、水にさらしてアクを取る。これを水と共に小鍋に入れて火にかけ、沸騰したらコンソメキューブをぶちこんでしばらく煮る。この間にトマトをスライスしておく。

じゃがいもが煮えたら火を止めて、グラタン皿にトマト→じゃがいも→バジル→とろけるチーズ→トマト→バジル、の順で重ねながら並べる。てっぺんに粉チーズと黒こしょうを振ったら、これを電子レンジのグリルモードでしばし加熱。チーズが溶けて、なんかいい感じの焦げ目がうっすらついたらできあがり。


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ウヒョー!めちゃくちゃいい匂いするわ~(ふんすこふんすこ)


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もちろん合わせるのは、きりりと冷やした白ワインだ。

先日「実力テストに向けて、しばらく家呑みは焼酎ソーダ割のみとすべし」の誓いを立てたばかりだけれど、トマトとバジルの組み合わせにワインを合わせないのは第一級不敬罪に該当する。よって迷わず白ワインである。


ほくほくになったじゃがいもに、とろりとなめらかなチーズ、そして甘みがぐぐっと凝縮されたこんがりトマト……くぅー!どちゃくそめちゃんこおーいしーい!!ポテト×トマトなんて、もう間違いない組み合わせだ。こんなものはおーいしーいに決まってる!味つけはコンソメのみなのに、野菜が放つ旨みと甘みがチーズのコクと絶妙に絡み合っているし、バジルのさわやかな香りがそれらを一層引き立ててくれている。乾燥もののバジルもおいしいけれど、やはりこの香りの高さはナマモノならではだなぁ。袋から出した瞬間に台所もめちゃくちゃいい匂いになるし、触った指先もほんのりといい匂いになるのも大好き。それにしても加熱したトマトってなんでこんなにおいしんでしょうね……甘くてジューシーで、味がガツン、と濃厚でさ。最高。こんなものはワインがすすむに決まっております!


夏にあえてアツアツをいただくのも、これまたよきよき。ハフハフしながらトマトやじゃがいもを頬張って、冷たいワインをキューっと流し込むのが最高だった。満足……!ごちそうさまでした。今度はなすやオクラも入れて、夏野菜たっぷりグリル焼きなんてのもいいなあ。





昨日飛び込んできた、にわかには信じがたいニュース。驚いたし、ショックを受けた。一夜が明けた今でも、未だにどこか信じられない、いや、信じたくない気持ちがつきまとっている。そして自分でも驚くほどに、悔しい。

私は不勉強な上に賢くないので、永田町で日々起きているあれやこれやに大して物申せるだけの知識も言葉もない。

けれど、私には到底考えも及ばないような有象無象というか魑魅魍魎が跋扈しているであろうあの世界に身を置かれ、長きにわたってわが国のリーダーという立場にいらっしゃった方が、あんな風に突然に、しかも卑劣極まりない方法で命を奪われたことが、本当に悔しいし残念だ。近年は色々なことを言われていたけれど、長年総理大臣という重責を背負うことは、途方もない辛酸がつきまとう日々だろうし、並大抵の胆力でつとまらないことだと思う。そうした過去を積み上げてこられ、そしてまだまだこれからだって……

私みたいな不勉強の不届き者ですらそんな風に思うのだから、ご家族の方、共に政界を歩んでこられた方、安倍さんに近しい方々のお気持ちを思うと本当にやりきれない。


私なんぞが申し上げるのも大変おこがましいのですが、ご冥福をお祈りさせていただきたいです。そして、今深い哀しみの渦中にいらっしゃる方々、お気持ちとお身体をどうか大切になさってほしいと思います。

いただいたサポートは、外で暮らすねこさんたちの生活が少しでもよきものとなるよう、関係団体に送らせていただきます。