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スタートアップの融資にフォーカスする理由

INQの若林(@wakaba_office)です。

弊社、株式会社INQはまもなく2期を終え、ここまでの成長を土台に資金調達を行い、内部留保した自己資金も再投資し、成長フェーズに突入します。
今後は、より一層スタートアップの力になれるようにサービスを高めていく所存です。

このエントリーでは、なぜ僕らがスタートアップの融資にフォーカスするのか?その理由について書きたいと思います。
ご興味ある方は御覧ください。

単純に、とにかく起業家が好きだから

僕は約12年前に行政書士として起業しました。
行政書士は当時ビジネスモデルが確立していましたので、狭義のスタートアップではありません。しかし、僕自身としては起業は井の中の蛙が大海に飛び込むような新しい挑戦でした(しかも当時はリーマンショックの時期…)。
今でも行政書士という資格の枠に囚われずに新しい価値を生み出そうとしようとしています。そういう意味では自分も起業家の端くれだと思っています。
僕は起業家に共感を感じ、またはより高みを目指す挑戦者として尊敬を感じます。

というか、単純に起業家が好きです(人として)。
魅力的で、優秀な方が多く、何よりリスクをとって挑戦する方々とひととき同じGOALを目指せることは非常におもしろい仕事だと感じています。

【スタートアップ】が次の時代を創る

僕は4児の父です。子どもたちを自立した大人として世に出すことが密かなミッションです。
その子どもたちが大人になる頃の世の中を作っているのは誰だろうと考えたとき、まさに今自分たちが支援している、広義のスタートアップ(起業家)だろう思うのです。
スタートアップ・起業家のサポートを通して、間接的に子どもたちが未来をよくする手伝いができればと願っています。

スタートアップ界隈に【融資】のノウハウが蓄積されてない

よくSNSやメディアで、スタートアップがエクイティで資金調達したプレスリリースを目にします。しかし、スタートアップが金融機関から借入をしたことはあまりシェアされていません。融資はどこまでいっても人様に話しにくい「借金」ということなのかと思います。

磯崎哲也さんの書籍やnoteをはじめ、スタートアップのエクイティファイナンスについては多くの情報開示(シェア)されています。
ですので、エクイティについて、起業家も多くの情報を得ることが出来ています。一方で、融資に関してはあまり多くをシェアしないので、スタートアップ界隈に融資に関するノウハウがエクイティ程は蓄積されていません。
(稀に融資についてスタートアップ側がシェアしていることがありますが、往々にして断片的か、あるいは片寄りがあります。)

融資だけやっているプレイヤーは多くない

起業家の資金調達を支援するプレイヤーとして、公認会計士・税理士がいます。僕らも協業・連携をさせていただいていますし、多くを学ばせて頂いている貴重な存在です。
しかし、公認会計士・税理士のメイン業務はあくまでも税務・会計です。
税務・会計のサービスの入り口として融資をサポートしている方がほとんどで、融資だけに特化してひたすら回しているプレイヤーは多くありません。
(もちろん中には大変優秀なプレイヤーがおり僕らも勉強させてもらっています)

スタートアップに特化しているプレイヤーがいない

さらにその中でもスタートアップ領域に特化しているプレイヤーはごく限られています。
市場が成立している既存のビジネスモデルは、事業の見通しが立ちやすいです。新しいビジネスモデルのスタートアップに比べれば、不確定要素が少なく、融資との親和性は高く、取り組みやすいと言えます。
しかし、スタートアップはそうではありません。
だからスタートアップに特化しているプレイヤーが少ないのだと思います。
(実際に、よく情報交換する資金調達のコンサルタントも、「スタートアップは難しい」と言っています)

だからこそスタートアップの融資にフォーカスする

だからこそ、のべ500件以上、年間130件のスタートアップの融資をサポートしてきた自分たちには、
✅起業家に提供できる価値がある
✅シェアできるノウハウがある
✅起業家の失敗可能性を下げられる
という仮設を立て、それを信じて検証しています。
それがスタートアップの融資にフォーカスする理由です。

現在、弊社では一緒にスタートアップの融資支援を盛り上げてくれる仲間を募集中です。

読んでくださってありがとうございます。

頂いたサポートは、医療福祉または障害者スポーツの活動を行うNPO法人に寄付をします。