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ビジョンを軽視しない #005

今回は「ビジョン」について解説します。
"ブランド=約束"と前回の記事でお伝えしました。
前回の記事は下記をご覧ください。

その中で重要な事が「アイデンティティ開発」です。
理念やビジョンの言語化・見える化が重要になります。

では、「ビジョン」って何なのか?
今回も生成AIに聞いてみました。

ビジョンは、将来の目標や理想的な状態を描くことです。組織や個人が進むべき方向を示し、行動や決定に影響を与える重要な要素となります。

生成AIより

模範的な回答ですね。
少し表現は異なりますが、私は次のように伝えています。

ビジョン  =「未来像・夢」


会社が実現したい未来像や夢がビジョンです。
更に付け加えると

「実現可能性のある未来像・夢」


と伝えています。

会社が目指す方向性として
非常に重要であるのは言うまでもありません。

では、本題にもある「ビジョンを軽視しない」
について触れていきたいと思います。

少し表現がキツイかもしれませんね。
しかし、それだけ重要な事ですので、
あえてキツイ表現にしています。
では、少し詳しく説明していきます。

ビジョンは「未来像・夢」ですので、
現在地(現状)とのギャップが大きいのが特徴でもあります。
むしろ、そうでなければビジョンとは言えません。
しかし、現状は目の前の業務を処理する事が
優先度が高くなるのは当然です。
特に社員はそうならざるを得ない。
これを「軽視してる」と言ってるわけではありません。

むしろ、そういう環境にしている会社側
つまり、経営層が「軽視してる」事になります。

言語化されたビジョンは、言語化だけでは不十分です。
それを社内に浸透させる事が重要です。
その役割を担ってるのが経営者です。
そして、その次に重要な役割が各部の責任者です。

当然ですが、言語化しただけではビジョンは実現できません。
そして、ビジョンを実現するには社員の力が必要不可欠です。

つまり、社員に浸透させなければ
ビジョンは絵に描いた餅で終わってしまう。
よって、経営者は「耳にタコ」ができるくらい
ビジョンを語り続ける責任があります。
しかし、経営者だけが言い続けるだけでは大きな効果は生まれません。
そこで重要なのが各部の責任者の役割です。
経営者のメッセージを仲介役として自身の言葉で部員に落とし込む。
経営者→責任者→部員のフローを繰り返し続けていく事で、
ビジョンが浸透していきます。

組織図のイメージをヒエラルキー型組織ではなく
サークル型組織をイメージすると良いかもしれません。

こういった組織や仕組み、環境作りが重要です。
それらを怠っていること自体がビジョンの「軽視」だという事です。

浸透しないビジョンでは作った意味がありません。
むしろ、ブランド構築という点においてマイナスなので作らない方が良い。

ビジョンを作る時と同時に「浸透させる仕組みと環境作り」を
考えていく必要があります。
これが「インナーブランディング」です。

では、次回は「ビジョン策定のコツ」
について解説していきたいと思います。

お楽しみに!


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