黒崎すみれ

お友だちがnoteを始めたので、私もこれをきっかけに、久しぶりに文章を書いてみようと思…

黒崎すみれ

お友だちがnoteを始めたので、私もこれをきっかけに、久しぶりに文章を書いてみようと思い立ちました。趣味の美術館巡りやお寺巡り、生活感溢れる節約術、職場のこと等の内容になると思います。つたない文章ではありますが、よろしくお願いいたします。

最近の記事

駐車場のノラ猫たち

 私は自転車通勤をしています。  片道20分ほどのちょうどいい時間。  雨の日はちょっと大変だけど、今の季節は気候が良くて気分爽快です。自転車に乗りながら季節の花々を見るのも楽しいし、最近は登校中の初々しい小学新一年生を見るのも楽しい。  毎日職場までの近道のため、裏道の、とある駐車場の敷地を通ります。  駐車場というか、空き地に近く、どこかの会社が廃棄予定の錆びた鉄筋などを積み上げており、雑草が生い茂っていて、放置されている様子。      割れたアスファルトに消えかけ

    • モネ展に行ってきました

       大阪中之島美術館で開催されている『モネー連作の情景ー展』に行ってきました。大阪の前に開催された東京展では46万人が来場したそうです。100%モネの作品ばかり約70点を、国内外40館から集めた見ごたえある展覧会、私は印象派画家が好きなので大満足の時間でした。  いくつかの作品は撮影可能だったので、写真を撮らせていただきました。  音声ガイドのナビゲーターは女優の芳根京子さんと声優の下野紘さんでした。とてもよかったです。特にボーナストラックの「ある日のパリ:画廊にて」で下野さ

      • 「人づきあいの処方箋」を読んで

         アルボムッレ・スマナサーラ著「人づきあいの処方箋」を読みました。お釈迦さまの教えを元にした内容で、副題が「人間関係に悩みがなくなる慈しみの生き方」とあり、慈悲の心がどう人づきあいのヒントになるか解説してありました。  以下、裏表紙の引用ーーー  私たちは皆、わがままな存在です。  他人の批判とは「私は自分勝手ですが、他人のわがままはぜったいに許しません」ということです。  人間は罰せられることが怖くていやなもの。  ところが、私たちは他人を裁くことをたいへん喜んで偉そうに

        • ノートパソコンを買いました。

          6年間使った某メーカーのノートパソコンがついに壊れました。 思えば某メーカーのノートパソコンには最初から苦労させられ、私の忍耐力のレベルがずいぶんアップしたと思う。 まず買った直後から起動せず、サポートに電話して何時間もかけてネットにつないだ苦い思い出。その後もWi-Fiは頻繁に切れるし、すぐにフリーズするし、毎回起動に5分以上かかるし、最後はマウスもタッチパネルも反応しなくなり、初期化しても勝手に動くという怪奇現象のような状態になったので処分することになりました。 その学

        駐車場のノラ猫たち

          冬のひまわり

          大阪も週末から気温がグッと下がって寒くなりました。 朝、布団から出る勇気が必要なくらい寒いです。我ながら軟弱。自分に甘い私はエアコンの暖房をタイマーでセットして起きる時間に部屋をポカポカにすることにしました。快適。 今日はお休みだったので出かけました。防寒のためあれこれ着込み、モコモコでの外出。 すると目にも鮮やかな黄色が!なんと真冬の空の下、ひまわりが咲いていました。 今年の夏、10本ほどひまわりが咲いていた場所なので、きっとその種が落ちて、先週までの暖かい気候にすく

          冬のひまわり

          テート美術館展に行ってきました

          テート美術館展に行ってきました

          ローヤルゼリー、実食

          正確には、ローヤルゼリーの栄養ゼリーを実食しました。 トップバリューから販売されているローヤルゼリーの栄養ゼリーは何味か一見わからないので、ずっと気になっていました。原材料をチェックしても「香料」としか書いてないのです。 勇気が出ず、1ヶ月間も躊躇いましたが、気合いを入れて実際味わってみました。 うーん、何と表現していいのか、よくわからない味でした。 ほんのり甘く、ちょっとピリピリ刺激がある感じ。懐かしい味のような、しいて言うなら、駄菓子のラムネ味。森永のグリーンの容

          ローヤルゼリー、実食

          食事中にふさわしくない話題

          ※ヘビの話題があります。苦手な方は閲覧注意 私の働く職場では、交代で二人ずつ昼ご飯を食べます。 感染予防の観点からお互い背中を向けて食べます。本当は無言がいいのですが、時々パーテーション越しに会話をします。 私とよく一緒に昼ご飯を食べる川本さん(仮名)は70歳の男性なんですが、よく自分の幼少期の思い出話をしてくれます。 一昨日は、昔は娯楽が少なかったからYouTubeなんてなくて、お小遣いを手に祭りの日は見世物小屋に珍しいものを見に行ったそうです。 そこには珍しいビッ

          食事中にふさわしくない話題

          ローヤルゼリーを試す

          暑い日が続き、夏バテ気味の方も多いと思います。 私も暑さで疲れがたまり、だるくて日中も眠いことが多いです。食欲もないので、毎日ゼリータイプの栄養補助食品をとるようにしていたのですが、先日イオンのトップバリューの商品で「 ドリンクゼリーローヤルゼリー」というものを発見しました。 ローヤルゼリーは疲労回復に効果があるらしいです。 でも気になるのは他の4種類(アップル味、グレープルーツ味、レモン味、グレープ味)はほとんど売り切れているのに、ローヤルゼリーだけたくさん売れ残っているの

          ローヤルゼリーを試す

          映画「君たちはどう生きるか」の感想

          宮崎駿監督の最新アニメーション映画「君たちはどう生きるか」を観てきました。 戦争で母を亡くした少年の心の葛藤を描いたお話。 以下ネタバレ注意です。 エンドロールが終わり、照明がついて明るくなった劇場内、若い男性の「全然意味がわからなかった!」という声が響き渡りました。どんな感想を抱こうと本人の自由です。でも確かにその気持ちもわかる。今までのジブリ映画とはあまりにもちがうから。「明るくて楽しくて癒されて感動して面白い」映画を期待して観るとびっくりすると思います。 この映画

          映画「君たちはどう生きるか」の感想

          兄とジャッキー・チェン

          私には兄が二人いる。 下の兄は子どもの頃から『強さ』に対する憧れが強かったようで、とにかくジャッキー・チェンが大好きだった。今風に言えば「推しの布教活動」だったのだろう、私をジャッキー好きにしようとしていた節があった。 次兄がお小遣いを貯めてレンタルビデオ店で借りてきたジャッキーの映画(昔だからDVDではなくVHS)を何度も見せられた。特にエンディングで流れるメイキング映像やスタントなしのアクションシーンでジャッキーが負傷して手当てを受けている映像は繰り返し見せられた。

          兄とジャッキー・チェン

          めまいがない日は人生バラ色

          めまいの発作は突然やってくる。予想できない。軽い時もあれば動けないくらいひどい時もある。私にできることはいつも対処できるよう常にポケットに薬を入れて持ち歩くだけだ。こういう体だと諦めて付き合うしかない。むしろ薬が効くだけありがたいのかも。 朝目覚め起き上がるために寝返りを打つ時が、一番緊張する。ハズレの日は天井がグルグル回り出す。「ああ〜…今日もめまい!」と落胆する。 ここ一週間は幸いアタリ続きで、寝返りをしてもめまいが起きない。めまいがないだけでその日一日、バラ色となる

          めまいがない日は人生バラ色

          怒らないことで自分を守る

          スリランカ上座仏教のアルボムッレ・スマナサーラ長老著、「怒らないこと」「怒らないこと2」「怒らない練習」の3冊を読みました。 怒り、嫉妬、憎しみは人の心を苦しめる。 怒りを生み出すのは破壊のみ。 いかに「怒り」という感情が恐ろしいかが書いてありました。 「怒る」とは怒鳴り散らすことだけではなく、ちょっとイラッとするのも「怒り」であり、心を常に観察し「怒り」に気づくことで人は怒らなくなるらしいです。 本の中で読者の理解を深めるためにわかりやすい例えがたくさん書いてあるのですが

          怒らないことで自分を守る

          21エモンの最終回

          中学生の時、『21エモン』というアニメがすごく好きでした。 家庭の事情でけっこう辛い毎日を送っていた私ですが、「今週も『21エモン』が放送されるから頑張ろう!」って思えるくらい好きでした。 藤子・F・不二雄氏の未来を舞台にした漫画が原作です。 ホテル経営をしている家の子ども、エモンと宇宙生物モンガー、芋掘りロボットのゴンスケが宇宙を冒険するお話。コミカルでブラックジョークあり、考えさせられる社会問題がテーマの回もあり、展開も毎回捻りが効いていて、子どもも大人も楽しめるアニメ

          21エモンの最終回

          声を出して笑った本

          今月突発性難聴になり2週間ほど自宅療養した際、けっこう落ち込んでいた私が思わず吹き出して笑った短編小説が、東野圭吾著「超たぬき理論」という短編。1995年小説すばるに掲載され、集英社の同氏の短編小説集「怪笑小説」と集英社文庫の「短編復活」に収録されているお話。私は「短編復活」を読んだんですが、16名の作家さんたちのアンソロジーなので、内容も様々。人情ものもあればミステリーもあり、だったら東野圭吾氏ならミステリーかな、と予想していたけれど、全然ちがったのです。 あらすじとして

          声を出して笑った本

          初期仏教で雑念に気づく

          今私は初期仏教に興味があって、スリランカ上座仏教のアルボムッレ・スマナサーラ長老の本をよく読んだり、動画をよく見ています。 これは宗教ではなく、哲学や心理学、脳科学に近いです。 それで、気づいたんですけど、私、すごく雑念が多い。 今していることに集中しようとしても、1分間すらもたない…… 例えば、晩ご飯の食器を洗っている時、「あー、今日もYさん機嫌悪かったなー、私にばかり仕事させて、自分は何もしてないのにダメ出ししてきて、感じ悪いわー」とか考えているんです。無意識に。「あ、

          初期仏教で雑念に気づく