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モネ展に行ってきました


 大阪中之島美術館で開催されている『モネー連作の情景ー展』に行ってきました。大阪の前に開催された東京展では46万人が来場したそうです。100%モネの作品ばかり約70点を、国内外40館から集めた見ごたえある展覧会、私は印象派画家が好きなので大満足の時間でした。
 いくつかの作品は撮影可能だったので、写真を撮らせていただきました。

期待高まるエントランス
『芍薬』
睡蓮の絵がたくさん!
睡蓮以外の花も。『藤の習作』
これぞ、モネ!
ウォータールー橋の連作3点
展示会場に入ってすぐのところ、かっこいい!
ロビーに飾ってあった大きな『ラ・マンヌポルト』すごい迫力!
ロビーに飾っている『ルーヴル河岸』

 音声ガイドのナビゲーターは女優の芳根京子さんと声優の下野紘さんでした。とてもよかったです。特にボーナストラックの「ある日のパリ:画廊にて」で下野さんが画廊のオーナーの役をしているセリフがかっこよかったです。
 最近の音声ガイドは楽しめる工夫がたくさんされていて、オリジナルの曲が流れたり、効果音や所縁のあるクラシック音楽などがBGMに使われていて楽しいです。今回の展覧会テーマソングはHana Hopeさんの「たゆたう」でした。霧にかすむ光に包まれるような歌詞とメロディはモネにピッタリでした。

 一番印象深かったのは、モネが亡くなった後アトリエから見つかった最後の作品である『薔薇の中の家』です。上部は絵具が塗られておらずキャンパス生地が見えていて書きかけの絵なのですが、だからこそ胸に迫るものがありました。モネは白内障で一時視力が衰えた時も抽象的な絵を描き続けました。その後、手術して視力を取り戻したモネの世界はさらに溢れる色彩と光で圧巻。

 『積みわら』の連作もよかったです。麦の収穫の後、積みあげた藁を、時間や季節を変えて何度も描いている連作です。他の画家から同じモチーフばかり描くモネは「怠け者」とバカにされたようですが、一転、モネがその連作の展示会を発表するや、展示会全体がまるでひとつの作品のようだと高い評価を得たとか。まるで物語のようなエピソードです。

 素晴らしい時間を過ごすことができました!

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