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出逢いこそが奇跡

旦那さん 糖尿病網膜症のお話です
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退院してから数年は毎日3食、自分なりに栄養管理をした食事を出した。この時の数年間は一日中食事の事を考えていた。
私は調理師と栄養士の資格を持っていて、学校を卒業してからずっと料理の仕事をしていたけど、家族に対して本気でカロリー計算してまでの、仕事の様な食事作りをしたのは初めての期間だった。

旦那さんも食べたい物をセーブしながら文句も言わずに食事療法も頑張った!
その甲斐あってと思いたいのだが、1日4回のインスリン注射を打っていたのが、1日一回の飲み薬にまでになった!

あの時の事を旦那さんが今でも感謝してくれていて、時折り、この時の事を思い出しては
「頑張った!自分!」
と、自分で自分を褒めている。
ホントにあの時は無我夢中だった。

今では「道路の中央線が歪んで見える」
と言って、夜勤明けに行った地元の眼科で経過を見ていただいているのだが、
「あの状態で、日常生活がおくれる位まで回復したのは奇跡だよ!やっぱりS先生、凄いよなぁー!」と、今でもあの時の事を先生に言われるくらい、あの手術は凄かったという話で盛り上がって帰ってくる。

会社に復帰後、旦那さんが軽い脳梗塞の様な状態になり、会社近くの大学病院に運ばれた事があった。意識もあったし、ホントに軽いものだった様だが、内科の方では異常なくて、少し前に目の手術を行った事を伝えたら、目の神経から来ているのかもしれないからと、眼科にまわされた。

結果、眼科でも異常はなくて、安静にして様子見という事で大事には至らなかったのですが、その時の眼科の先生が目の状態を見て
「これはすごいね!(レーザーで)穴だらけだけど、見えてるの?」「もう一度見せてくれる?」と、旦那さんの目の状態を良く観察していた。そのくらい、見えてるのが奇跡的なくらいの手術だったのだと、ホントに感謝しかない。

当時はS先生に手術をしてもらいたくて、県外からS先生を追いかけてきたと言う患者さんの話を待合室で耳にする事もあった。
そんな凄腕ドクターが、たまたま県内の紹介された大学病院に、その時期S先生が他県の大学病院から来ていて、たまたま旦那さんがその時網膜症の末期で糖尿病網膜症をメインとしているS先生に見てもらえた。
S先生との出会いこそが、本当に私達、特に旦那さんにとっては奇跡だった。

#糖尿病 #糖尿病網膜症 #闘病記

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