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【社員インタビューあり】サイバーエージェント企業研究

本記事は、2026年卒業予定の学生に向けたサイバーエージェントの企業研究を目的としています。内定者、社員インタビューを経た私よろまる。がサイバーエージェントという企業を深く理解し、効果的な面接対策を行うための情報を提供します。では始めましょう!


基本情報

会社の歴史と設立背景

サイバーエージェントは、1998年に藤田晋によって設立された日本の大手インターネット企業です。本社は東京都渋谷区にあり、デジタル広告、メディア、ゲーム事業を中心に多岐にわたるサービスを展開しています。特に、AmebaブログやAbemaTVなどが有名です。2000年には東証マザーズに上場し、その後2006年には東証一部に上場しました。

経営理念とビジョン

サイバーエージェントの経営理念は「21世紀を代表する企業を創る」です。この理念のもと、常に新しい価値を創造し、インターネットを通じて社会に貢献することを目指しています。

主要事業とサービス

サイバーエージェントの主要事業は以下の通りです:

  • デジタル広告事業:インターネット広告の企画・運用・分析を行う。

  • メディア事業:AbemaTV、タップルなどの自社メディアを運営。

  • ゲーム事業:スマートフォン向けゲームの企画・開発・運営を行う。

会社の半分以上の売上はデジタル広告によって作られている会社です。広告中心の会社であると言えるでしょう。本記事ではデジタル広告事業部を中心に解説していきます。

企業の強みと課題


強み

サイバーエージェントの強みは3つ
①幅広い事業領域
②変化対応力
③AI活用にあります。

幅広い事業領域を持っていることで事業同士のシナジーが生まれやすいだけでなく、事業視点のマーケターを育成することもできます。
また変化対応力は技術力、人材力、創造力の三つに裏打ちされています。

競合の会社の中でもAIに特に力を入れて投資をしており、そこも強みであると言えます。

業界内でのポジションと競合他社

サイバーエージェントは、日本のインターネット業界においてトップクラスの企業です。一時期はインターネット広告代理店の業界で売上一位を獲得しましたが、現在は電通グループに抜かれています。競合他社としては、電通グループ(電通デジタル等)博報堂グループ(博報堂DYONE等)などが挙げられます。これらの企業と熾烈な競争を繰り広げながらも、独自の強みを活かして市場での地位を確立しています。

現在直面している課題と未来の展望

サイバーエージェントが直面している課題としては、広告事業の成長鈍化や新規事業の立ち上げにおけるリスクなどが挙げられます。しかし、これらの課題に対しては、AILABをはじめとする投資やデータサイエンスの活用、人材採用、グローバル展開を視野に入れた新規市場開拓などの取り組みを進めています。今後も成長を続けるために、さらなるイノベーションが求められます。

また社員インタビューをした際には「なんでも自社でやろうとしすぎてしまうもっと外部の企業を使ってコストダウンを図った方が良いのではないか」などの声もありました。

組織文化と働き方

働きやすさと福利厚生

サイバーエージェントは、「挑戦と安心はセット」という考えの元、社員が自身のキャリアや働く環境に安心感を持ち、長く働き続けられる人事制度や福利厚生を取り入れています。

2駅ルール:家が二駅以内であれば家賃3万円を補助リフレッシュ休暇
休んでファイブ:入社3年目以降5日の休暇を取得可
マッサージルーム:月4回まで無料でマッサージを受けられる
エフ休:女性特有の体調不良で休暇を取得できる
妊活休暇:
不妊治療中の女性社員が治療のための通院等を目的に、月1回まで取得可能な特別休暇。
卵子凍結補助:卵子凍結に関する費用について40万円を補助する制度。
認可外保育園補助:保育園に対する補助
健康診断
予防接種

中でも二駅ルールは就活生にとっても魅力的です。
会社の近くに住むことで、通勤時間が減り仕事のパフォーマンスの向上が期待できますし、3万円の家賃補助がされることで個人の負担が軽減されます。また、長期間(5年以上)勤務すると家賃補助の額が5万に増加し、どこに住んでも支給されます。

ワークライフバランス

サイバーエージェントは、社員のワークライフバランスの向上にも力を入れていますが依然として業務量は多い印象です。給与の中に固定残業代が80時間分含まれており、月の労働時間は256時間となっています。(ひと月あたり22日、所定労働時間8時間/日、残業時間80時間/月で計算)

実際に仕事が忙しすぎて、社員訪問の際に社員が時間に遅れてくることや面接の際に時間から遅れてスタートすることが多かったと選考体験者は語っていました。

一方で会社は労働時間削減のために様々なことに取り組んでおり、将来的に改善される要素はあると言えるでしょう。

採用の流れと選考基準

サイバーエージェントの新卒採用プロセスは以下のようなフローで進みます

一次選考:GD
二次選考:面接
三次選考:面接
四次選考:グループワーク(1dayJOB)
---鬼門---
五次選考:面接(インターン参加決定)
---鬼門---
六次選考:面接
七次選考:面接

多くの内定者がグループワークや5次選考の面接が鬼門であると言っています。理由として推測されるのは選考後半になればなるほど参加者のレベルが上がり、難易度が上がるからだと推測できます。また、数人の内定者は選考スキップを経験しており、必ずしもこの選考ステップのように行かない可能性もあります。

一次選考(GD)対策

人数が5-6名と人数が多いケースがあります。にも関わらず制限時間が非常に短いので注意しましょう。発言量を担保する、論理的に発言することができれば問題なく通過できるでしょう。サイバーエージェントの社風として自ら機会を掴みに行くガツガツした人が好まれるので大人しい人は落ちてしまうと思います。

二次/三次選考(面接)対策

二次 社員:学生=1:2の面接です。
三次 社員:学生=1:1の面接です。

オンラインで開催され、15分から20分程度質問時間が設けられます。
特に決められた設問などはなく社員によって変わるので対策が非常に難しいと言えます。

私が行っていた対策方法はガクチカなどベーシックな質問は完璧に対策した上で、ワンキャリアで選考情報を収集して事前に解答を用意しておく、自己分析を行いある程度の奇問には答えられるようにしておく。サイバーエージェントについての企業理解を深めておくなどでした。

四次選考(1dayJob)対策/記載なし

事情により、詳細は記載できません
申し訳ございません。

インターンシップの概要

サイバーエージェントでは、インターンシッププログラムも積極的に実施しています。インターンシップでは、実際のプロジェクトに参加し、現場での業務を体験することができます。これにより、企業の実態を理解し、自分の適性を見極めることができます。本年度は「経営戦略インターン」、「BOX」の2種類が開催されています。

参加のためには、通常選考と同じフローで進み、五次選考を突破し優秀者に選ばれることで参加できます。

優遇としては早期選考の案内、選考フローのスキップ、社員面談などがあるとされています。優遇者の早期選考は年内に行われ、早ければ11月-12月ごろには内定を獲得することができたそうです。(内定者談)

傾向と対策

求める人物像

サイバーエージェントが求めるのは「素直でいいやつ」「一緒に働きたい人」
です。素直でいいやつは人によって解釈が異なりますが、公式サイトではこのように記載されています。

IT業界は変化が激しいため、1つの考え方に固執せず臨機応変に対応できる力を持っていることは非常に重要です。サイバーエージェントは変化と共に成長してきたこともあり、どのような局面でもオーナーシップを持ち、周囲を巻き込みながら物事を推進していける人が活躍できる可能性が高いという意味で「素直でいい人」を掲げています。

サイバーエージェント公式サイト

一方でこの情報は全員が持っているものなので、ここよりも1段階深ぼって「素直でいい人」とは何か?自分なりの解釈を持っておくと良いでしょう。

「素直でいい人」「一緒に働きたい人」について自分なりの解釈を持つ上で参考になるのは、社長である藤田晋氏の著書。これらを読むことで、社長の価値観、会社として求めていることをより深く知ることができます。

面接での立ち回り

実際に選考を経験した人によれば、素直でいい人は確かに大切なキャッチフレーズではあるが会社が求めているのは、「カルチャーマッチ」

サイバーエージェントにカルチャーマッチしている人の特徴として
「面白さ」「体育会系」(ガツガツしてる」)「諦めが悪い」などがあります。
これらを面接の中でアピールしていきましょう。

また面接では挑戦環境についても深ぼられたようです。

あなたにとって挑戦できる環境とは?
それのどこがサイバーエージェントに当てはまるのか?

なども考えておくと良いでしょう

実際に働く社員の声

社員インタビュー

社員インタビューがサイバーエージェント公式サイトに記載されています。
これらを参考に「素直でいいやつ」「一緒に働きたい人」についても理解を深めましょう。

おわりに

サイバーエージェントは、急速に進化するデジタル時代において、広告業界の最前線で活躍する企業です。多様なサービスと革新的なマーケティング戦略を駆使し、常に新しい挑戦を続けています。かなり人気企業で倍率は高いですが挑戦してみてください。

他にも広告業界内定者が就活情報を記載しているので、ぜひご覧ください。



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