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まんが「蔵の片づけ」

今回のニーズは蔵の1階を片づけて2階の大事なものを降ろすという任務。
しかし蔵の中は地震で納めていたあらゆるものがカチャカチャに…。
午前のうちに1階を片づけない事には作業は進みません。そこで…。


残す物と捨てる物をあらかじめ分けていただければ片づけが早く終わると思っていたのですが、被災された方の心の中はそんなに簡単に割り切れるものではなかったのかも知れません。
家主さんはカチャカチャに物が倒れたり散乱している蔵の中にいることができないようでしたので、私たちは蔵の中の食器やアルバム、家具や旅のお土産、本などを玄関に運んでそこで家主さんにみてもらいました。
一緒に作業したボランティアの女性たちが家主さんに付き添って、ひとつひとつの箱を開けて確認していた姿が目に焼き付いています。

こうして午前中の作業でほぼほぼ1階は片づける事ができました。私たちのミッションの最終目標は午後からは2階にあるという輪島塗の漆器を降ろすことなのですが、1時から3時までの2時間でそれを終らせなくてはなりませんでした。

「輪島塗の御膳」につづく


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