心のつぶやきを見つめる認知行動的アプローチ
認知行動療法を学んではや10年
お試しで学んだあの頃には、まさか自分が認知マインドフルネス心理士として、HSPの方を対象に、認知行動療法をベースとしたカウンセリング講座の講師になるとは思ってもみなかったのだから、人生ってわからないものだ。
認知行動療法のプロセスは講座の中でテキストの内容を伝える時にも、少し硬く感じてしまうのだが、受講生の方が感じる事も大体私と同じ印象ではないかなと感じている。
わかりやすく言葉を補足してはいるけれど・・・難しく感じてしまうかもしれないなと思う。まだまだ工夫が必要だろうなと日々頭を悩ませてもいる。
講座中にはホームワークの課題を出すのだけれど、それを実践するのも慣れないと、なかなか難しかったりする。
何事もそうだが、知識として知るだけでは足らず、実際にやってみることで本当の効果を知ることができるので、それを検証していくのだと考えれば続けやすいのではないかなとも思う。
また、続かない、やる気になれないなど感じるときには、どうしたらやりやすいのかを工夫して行くことも、いつか相談してくれた人に自分の実体験として伝えられる経験となっていく。
そういう様々な思いで、ホームワークに取り組んでいる方は、やはり深い気づきが多く、ホームワークをやってみた感想や気づきを伺うとハッとさせられることも多い。
実際の悩みで7つのコラム法をやってみたら嘘のように気持ちが軽くなったとの感想も多い。
心のつぶやきと向き合う時間
私は1日一回、心のつぶやきと向き合う時間・思考のトレーニングとして何かしらするように取り組んでいる。
時にオラクルカードのリーディングだったりもするのだが…。
ノートに向き合う前にはハーブティーを入れたり、時間がある時にはミルで豆をカリカリと挽き丁寧に珈琲を入れたり、お茶を丁寧に淹れたりと、ワークの時間はお茶の時間を兼ねている。(受講生に伝える手前、自分がやらないとねと続けるうちに習慣として身についたともいえる)
喉の渇きを癒すためだけではなく自分と向き合うためのお茶の時間をとるようになってから、丁寧に淹れるとお茶も珈琲も本当に美味しいのだなと感じられるようになった。
マインドフルネス認知行動療法・・・私の講座で伝えているものはマインドフルネス瞑想を取り入れたものでホームワークをすることは心と向きあい内省する時間を意識的にとっていること。
瞑想は緩く続けているが、即効性があるものではないが、続けることで着実に変わっていく。確かな効果も実証されているものでもある。何も瞑想するだけではなく、日常の行動に心の目を開き、丁寧に行うだけでもマインドフルネス効果がある。
カウンセリングでも認知行動的なアプローチを使う事も多いが、はじめに深い傾聴ありきだと考えている。目の前の人としっかり向き合い耳を傾けることで見えてくるものは大きい。
最初、認知行動療法を学んだばかりの時にはしっくり来なかったのだが、思考のトレーニングだと思い取り組むうちに、自分なりのスタイルが出来上がってきたように思う。
HSPならではの直観力と傾聴する力を活かして、さらに思考のトレーニングを積んでいけば怖いものなしなんじゃないかなと最近では密かに思っている。
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