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「No title」
はじまりも終わりも
至極当然のことだから、、、
物心がついた頃、
ひとり布団の中で泣いたのは
終わりを感じて怖くなったから
『好き』という感情の始まりが
終わりを掻き立てていた
かわいい小さな花を摘んでかえった
小瓶に挿した花は翌朝には枯れて
その姿をなくしていた
さみしかったんじゃない
かなしかったのでもない
そういう事が当然に起きることが怖かった
それは今も胸の奥に絡みついていて
「No title」
他人しか存在しない世界で
波風立てせずに生きたいなんて
ありえない話なのだけれど、、、
言わなくていい
聞かなくていい
そんなことはたくさんあって
だから私は沈黙する、、、
現実を切り取って
心地よく過ごせる場面だけを
分かち合えたらいいと思っている
本当のところがどうかなんて
本人にしか分からない
だから知りたくない
知りたくなんかない
分かってるから
キミは私とは違う
喉