人生の価値観に影響を与えた一冊
一昨年から昨年前半まで波乱万丈の人生を送り、巡り巡って無職になりました。
無職になると無限に時間ができるので、旅したり、友人と会ったり、WEBデザインの学習をしたり、本を読んだりと、限りある人生の時間の中の貴重な自由時間を思うがままに過ごしています。
この中で非常に有意義なものになったのは、旅と読書でした。
旅のことは前回の記事でゲストハウスと絡めて書いたので、今回は衝撃を受けた1冊について、私がその本を読んで感じたことと絡めて書いていこうと思います。
DIE WITH ZERO-人生が豊かになりすぎる究極のルール-
私の人生の価値観に大きな衝撃を与えてくれた本、それは「DIE WITH ZERO -人生が豊かになりすぎる究極のルール-」という本です。
有名な本なので、知っている方も多いと思います
まず、この本のタイトルがかなり衝撃的でした。ここでかなり興味を惹かれたのですが、購入しようと思った決め手は、1ページ開いた先に書いてあったある言葉でした
「人生で一番大切なのは、思い出をつくることだ」
この言葉を見て、衝撃が走りました。
それと同時に、亡き母のことが頭をよぎりました。
母との新しい思い出を作ることはもうできません。しかし、亡くなって1年以上経過した今でも、子供の頃からの母との思い出は、私の人生の貴重な財産です。
母のこともあり、とても心に響きました。
このタイトルに非常に興味を惹かれ、迷わず購入しました。
人生の思い出をつくる
購入してさっそく読みましたが、非常に面白く、衝撃的な内容でした。
本の内容を要約すると、以下の通りでした
・今しかできない経験にお金を使う
・漠然とした将来の不安から、闇雲に貯金をしている人が多い
・人生最後の日を意識する
・健康、お金、時間のバランスをとる
近年は、老後2000万円問題に代表されるように、テレビやSNSで将来への不安が叫ばれ、その影響から将来に対する不安を感じて、貯金をする人が多いと思います。
しかし、貯金したお金も亡くなってしまえば、ただの紙切れになってしまいます。
私は、この現象を母が亡くなった際に目の前で体験しました。
母が亡くなったのは50代でした。生前に母はよく「60過ぎたらいろんな所に旅に行きたい」とよく言っていました。
しかし、亡くなってしまった今、もう旅という思い出にお金を使うことはできません。
死はいつやってくるか分かりません。しかし、確実に言えるのは、そのリスクは年齢を重ねるほど高くなるということです。
同じ金額を使うにしても、20代と60代では体力も違うし、今後の人生への影響度も価値も違うと思います。
そうだとしたら、興味をもったことについて、いつかではなく、そう思った今行動して、その対象に惜しみなくお金を使うべきだと思いました。
とは言っても、お金も無限ではありません。
生活と自己投資の両方をバランスよく両立しなくてはならず、こうした現実的な側面も考えなくてはいけないのも分かってはいますが、この点は非常に難しい問題です…
最後に
読書は、最も身近でかつ簡単に人生の価値観を広げることのできるものだと思っています。
書店に行けば、数多くの著者の価値観や考え方について書かれた本が幾千と並んでいます。
その中の本の内容の多くは、著者が何年間もの時間をかけて得た価値観や考え方だと思いますが、それを1500円前後かけて本を購入すれば、その貴重な価値観や考え方を本を通して知ることができます。
これほど身近で有益なものは、読書以外無いと思います。
キャリアブレイク期間だったため、有り余る時間を使って本を読んできましたが、これから社会復帰したとしても、読書は続けていきたいと思います。
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