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愛着障がい・ADHD・HSP・適応障がい・境界性パーソナリティ障がい〜名前迷子になっていませんか?

愛着障がい?ADHD?HSP?適応障がい?不安症?境界性パーソナリティ障がい?
最近よく聞くようになったワードですが、生きづらさを感じた時には必ずと言っていいほど検索したりする名前だと思います。私も本当にたくさん検索し、本を読み勉強してきましたが、、逆にそのせいで辛さを助長する羽目になってしまっていました。。


何かの、誰かのせいにしたかった

自分がおかしくなっていると感じていた私は、その原因を自分の外ばかりに求めていました。自分の目が辛いことばかりに向かっていて、辛い原因を『私は愛着障がいだから』など、その時その時で気になるものに当てはめて【仕方がない】【だからどうにもできない】など言い訳にしたかったのです。

一時的に苦しさから逃げるには有効な手段でした。自分のことを夫に分かってもらって協力をしてもらうためにも、愛着障がいやADHDなどの名前は分かりやすく助けを求めやすくなりました。


本当は名前なんてどうでもいい

しかし私には、流産以外にも様々な人生のイベントがあり、その度にちょっとずつ自分の気持ちを無視して過ごしてきたため、心の状態がとても複雑でした。
そのせいもあり、先に挙げたたくさんの病名や特性の名前の特徴すべてに当てはまる項目がありました。そして、全部の病名や特性について書かれた本を読み漁り、結局、『ほんで、私はどうしたらいいん?!』と逆にパニックを招くような状態にまでなっていました。

そんな時、コーチから言われたひと言が、「もうその調べるのやめてみようか」でした。
ハッとした出来事でした。

その時の私に必要なことは、『私は○○です』と名前を付けることではなく、ただただ今の苦しい状態から抜け出すことのはず。
名前なんてどうでもいい!!

もちろんその病気や特性に合った方法をとることで、生きづらさを軽減することができるようになることもあります。
でも、その時の私は、病名や特性にこだわりすぎて、【じゃあどう解決するか?】を考えられなくなってしまっていたことが新しい苦しさを生んでいました。


自分の希望を理解し伝えること

愛着障がいや境界性パーソナリティー障がいについて書かれた本によく書かれていますが、生きづらさを感じている時は特に【自分の感情には自分で責任を持つこと】が大事なのだそうです。
そしてこの【自分の感情には自分で責任を持つこと】が、【じゃあどう解決するか?】を考えるためのキーポイントでした。

本当に苦しかった時は、この概念がどうしても受け入れられなくて、(だって夫がこんなことするから私がこうなってしまったんやんか!)のように、もっと私のことを分かってよ!分かろうとしてよ!そんで私の機嫌をとってよ!という気持ちでいっぱいでした。

けれど、病名や特性にこだわりすぎていたことに気づいた時、『私は○○なんだから、周りが気を付けて何とかしてよ』と思うのは私にとってgoodじゃないな、とスーッと理解ができました。

病名が何であろうと、こうなっちゃうのは私の特性。じゃあ、気を付けるのも何とかするのも自分自身やん!と、突然思えたのです。
その頃から、しんどくなった時、その原因を、”自分が”どうして欲しかったから(どうなって欲しかったから、どうしたかったから)なのかと考えられるようになってきて、苦しさが軽減されてきています。

夫に対しても『なんで○○してくれんのん!?』という言い方から、『私は○○して欲しかったんやけど、頼める?』と希望を伝えられるように変化してきました。(もちろんまだまだで、いつもそんな風に話せるわけではないですが・・笑)

生きづらさを抱えているとき、HSPや大人の発達障がいなど、最近では特に様々なネーミングが存在し、私のように惑わされてしまうことがあるのではないでしょうか。
もちろんその名前により安心でき、【じゃあどう解決するか?】がうまく行き、生きづらさを解消できる方もたくさんおられると思います。

けれど、もし、あれこれ調べすぎて名前迷子のような状態になっているなと感じているよという方は、一旦名前はどっかに捨て置いて忘れてしまうのも1つの手だと思います。
そして、『自分は』どうしたいのか?どうして欲しいのか?どうなりたいのか?に重点を置いて考えてみると、少し霧が晴れてくるかもしれません。


ちょっと長くなってしまいました。最後まで読んでくださってありがとうございます。



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