見出し画像

つらい時は頼りましょう

子宮外妊娠での流産を経験した時に自分のつらさを無視した結果、自分が許せなくなってから約3年。カウンセリングを受けたり、不妊治療に通ったりしながら、生きていく苦しさを何とか軽減しようともがいていましたが、どうにもならず、一進一退を繰り返していました。


コーチングとの出逢い

そんな苦しい日々を過ごしていたある日、知人のInstagramに『認知科学のプロコーチの資格を取りました。気になる方は連絡ください。』というような内容の投稿を見つけました。

【認知科学のプロコーチ】がどういうものかは分からなかったけれど、心に引っかかるものがあってその投稿を保存。
言葉の意味を調べ、悶々と考え頭がそのことでいっぱいになって、、
思い切って、今苦しいこと、そのきっかけになった出来事をメールし、もしかしたら違う話かもしれないけれど、コーチングを受けさせてほしいとお願いしてみました。

後から聞いた話では私のような相談は初めてだったそうですが、とても快く承諾してくれ、セッションがスタートしました。


助けを求めたから動き出した

誰かに何かを相談すること、しかも自分の弱い部分をさらけ出しながら、は、とても怖いことでした。
けれど、この時勇気を出してお願いをしたから、苦しいから抜け出るきっかけができました。

【頼る力=受援力】というそうです。
日本人は(とひとくくりにするのは良くないと思いますが)この受援力が弱い人が多いそうです。私もその1人で、誰に頼ればいいのか、どんな風に頼ればいいのか、どんな風に話せばいいのか、分からず悶々と考え込んで結局なにもできませんでした。

私が知人を頼れた日、この時発揮できた力は、心に引っかかったことを無視しなかったことで出てきたものでした。
今私は、この時頑張った自分に拍手も花束も送りたい気分です。


まだまだ頼る練習中

まだ、自分の事は自分でとか、こんなこと相談するなんて恥ずかしい、ウザイと思われないかなとか、ネガティブな考えは健在です。
でも、この相談をした時の知人は、困るような話を真剣に聴いてくれ、私のつらさに寄り添ってくれ、本当につらい時は1人で抱えなくてもいいのだと教えてくれました。

頼るということは、おんぶにだっこをお願いするということではありません。自分でつらさと向き合うために、自分のエネルギーをためるお手伝いをしてもらったり、つらさと向き合うコツを教えてもらったりすることなのです。
以前の私は、ただただ助けてほしいとおんぶにだっこを強要してしまっていたので、頼ることが迷惑をかけることだと思っていました。実際に迷惑をたくさんかけてきていたと思います。

今は、頼り方が分かるようになったので、時々頼る練習をしています。例えば、新しい仕事を始めた時、自分のできなさに打ちひしがれて帰ってずっと悶々としてしまった日に、夫につらい気持ちを聞いてもらう、本当はどうしたいかという自分の気持ちをちゃんと話す。
ポイントは夫にどうして欲しいかじゃなく、自分がどうしたいかにフォーカスして話すこと。
そうすると、夫も話が聞きやすくなるし、自分で自分を慰めることができるので、夫におんぶにだっこしなくてよくなって、落ち込みからの回復も早くなりました。

毎回そんな風に冷静に対処できないので、今は少しずつ、この方法が自分の身につくように練習に励んでいます。


▶▶▶次回へ続く


最後まで読んでくださってありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?