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PMOは偉いわけではない


投稿の目的

今まで色々なポジションを経験して
経験・教訓をアウトプットしてみようと
書き始めてみました。
今後、PMOに拘らずに投稿していこうと思っています。

初PMOで入り方を間違えた

PMOとして初めて業務をした時に勘違いしたこと。
PMOだけでなく、PMなど他のポジションにも
言える事だと思う。

それまでエンジニアだったところからPMOになって
プロジェクトの体制図ではPMの近くで、
各チームのリーダが自分よりも下に配置されている。

PJ体制図

しかもプロジェクトは大幅遅延で炎上中で
TL達は自分より年上かつ、自分よりも前にPJに参画。

この時、私は
「やるべき事をやらないから遅れている」と
決めつけてしまっていました。

たしかに課題があるから遅れたり、
作業がSTOPして遅延等が発生するものですが、
それを怠慢だと思い、是正してやるみたいな
スタンスでPJで挑んでしまったのです。

そんなスタンスかつ、入ったばかりで状況を
ちゃんと理解していないままに
「なんで遅れているんですか?」
「なんで進まないんですか?」
という発言をしていたので、煙たがれるようになりました。

こんな状態なので、PJがリカバリするわけがなく
PMからは火消しで入っているのに改善されていない
チーム側からは言うだけで何もしないと完全に板挟みに。

窮地の時に救いの手が

完全に間違った方向に進んでしまっていた時に
見かねたチームリーダから救いの手が。

進捗会議が終わったあとにチームリーダから
個別に呼び出しが・・・・。
気が重いなと思いながら打ち合わせの場にいき
リーダから一言

「我々もプロジェクトを成功させたい」
「改善しないといけない事は自分たちでも改善してきた」
「ただ、自チーム内のタスクもあり改善提案する余力がない」
「そこを助けてもらえないだろうか」
「改善するための取り組みならいくらでも協力する」

そこで気付いた。自分が同じPJにいるのに
状況を共有できていない、同じ方向を向いていない。
勝手に指導しないといけないと思って、
本当の課題に向き合うという事をできていなかった。

そこから、改めてリセットして一から把握や
ヒアリングする事に努めた。

  • PJが開始してからどのような流れで現在に至ったか

  • 現在の状況(課題や不具合)が起きている原因

  • これから問題になりそうなこと

  • PO、PM、チームリーダの関係性

  • 要件定義もしくは設計でのキーマン

そうすると色々な事が繋がっていき
その上での発言に変わってくる。

理解しているからチームリーダやPMから相談が来る。
ステコミや進捗でどう報告して、
どう対策するかという話も自然にできるようになり、
PJがいい方向に変わっていく。

また意識が変わった事でチームリーダが気づけていない事を
気づけるようにと数値分析や定性分析をするようになった事で
先手が打てるようになったのは大きかったと思う。

振り返ってみて

あの時、チームリーダ達からの呼び出しが無ければ
間違った動きのままで、
もっと酷い事になっていたと思うし、
今の自分もなかった。

「One Team」とか「All for One One for All」と
聞くけど、同じ目的、ゴールを向いていないと
PJはうまくいかない。

PMO組織を作るとか、PJに新たにPMOを配置する場合、
会社やPJによって求められる役割も変わるから、
関係者が全員で育てるという意識も重要なのだと思う。

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