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夫婦でいろいろな波を乗り越えながら育児していると感じたこと

1歳半の息子がいる。先日、子育てでは夫婦のコミュニケーションが超重要という気づきについてnoteを書いた。今回はその後のアップデートについて書きたい。

前回の記事内容(妻との情報のズレをなくすことが重要)


前回の投稿では、息子が生まれて育児が軌道に乗るまでの試行錯誤について振り返った。これまでの育児についての問題の大半は、妻と私のインプット情報のズレによって発生しているのではないか、という内容だ。


例えば、妻が出産の入院から帰ってきた時、息子が風邪をひいた時など、スムーズに育児ができないことがあった。そんな中、「判断=インプット情報×価値基準」という考え方を知り、インプット情報がずれていることで判断が異なっているのではないかと考えるようになった。前回の投稿はこちら

この考え方ですっきりした部分もあったのだが、保育園に行くようになってインプット情報のずれだけでは解決できない問題が出てきたのだ。

子供が熱を出した時にどちらが休むのか


私の実家も妻の実家も遠く、子供が病気になった際に頼ることができない。
さらには、病児保育が利用できないことも多く、夫婦のどちらかが仕事を調整して看病する必要がある。

保育園に通い始めてから、子供が熱を出した時にどちらが休むのかを話し合うことが多くなった。会話の中で出てくるポイントは決まっていて、

・お金
時給制の妻が働いた方が直近の手取りは増える。私は年俸制なので重要な局面で休むと来年の収入に大きく影響する。

・休みやすさ
管理職の私の方が調整が急なお休みを取得することが難しい場面がある。

こんなことを話しながら病気の際の育児担当を決めていた。インプット情報が揃って判断できているのに、結局は妻が調整することの方が圧倒的に多く、なんとなくしっくりこないと感じていた。

判断基準がずれているのかもしれない


先日家族で旅行している時に、妻と理想の仕事と育児のバランスについて話す機会があった。

普段の日常生活の中では、息子が起きている時にはじっくりと会話することは難しい上、目の前の家事などに追われてしまう。
今日の保育園のお迎えではこんなことを言われたよ、とインプット情報を揃える程度でも精一杯である。

旅行では長距離ドライブの途中で息子が昼寝をしたので、妻とじっくり話すことができた。書きながら思い返すと、旅行中にこんな話をしていたのかという気もする(笑)。

出産前、妻は定時を気にせずバリバリ仕事をしているタイプだったが、出産や育休を経て息子の成長を見守ることも大事になっていること。
通常よりも1時間時短で働き、仕事の後に育児をするバランスの取り方が現時点での理想の働き方だということ。

逆に私にとっては、息子が生まれてからは仕事をしっかりして収入を安定させていくことを重要と考えていること。
同時に息子と過ごす時間も大切になっており、仕事だけの生活にはしたくないこと。

普段よりもじっくりと話し合うことができた。

お互いにとって大事なポイントを知ることができたので、例えばあらかじめ決まっている予定については私が担当することや、朝や夕方の育児や家事の育児の分担など、いつもよりも踏み込んで話すことができた。

環境が変わると価値基準が変わる


今回の妻との話し合いを経て、価値基準がずれていたのだと感じた。

付き合い始めてから5年、結婚してから3年経っていたので、ある程度妻の価値基準を理解できているかと思っていた。
もしかしたら、夫婦を取り巻く環境が変化することによって、私たちの価値基準が変化しているのかもしれない。

例えば、出産を機に価値観が変わる、息子の成長によって育児のポイントが変わる、育休によって仕事の優先順位が変わる、仕事が管理職になることで休みやすさが変わるなど。

こういった変化があると、私や妻の価値基準が変わり、判断も変わってくる。

判断を揃えていくためには、自分達の価値基準が変わっていることや、それをもたらしている環境の変化についても話していくことが大事なのだと思う。

少し大袈裟かもしれないが、大小さまざまな環境変化という「波」を夫婦で乗り越えているという印象を受けた。

今後もいろいろな波がありそうだ。
息子の子育てが手離れして妻が仕事のウエイトを増やしたくなるかもしれない。
第二子が生まれて家が狭くなり、新しい家に引っ越したくなるかもしれない。
いずれのタイミングでも環境変化や価値基準について、妻と話し合っていきたいと思う。

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