芸術は置いてけぼり

本に 感動して 音楽に 心打たれ
その他 諸々の 芸術に 心動かされたこと
それは いつか 消えるのか
私が この世界から 消えたら
感動は どこに 消えるのか
きっと 過去には 無数の本や 音楽などが あって
それに 感動した人たちがいる
その人たちは 空に 煙となり 消えていったけれど
現代に 伝わらなかった 本や 音楽など
無名の 芸術が あっただろう
それらのものを 私は
読むことも 聴くことも 出来ない
ただ 確実に あったと いうことを 思うだけ

私が 今 触れている 芸術は
未来に 残るのだろうか
残らなくちゃ いけないのだろうか 
私が この 世界から 消えるとき
芸術も 一緒に 消えてしまうのだろうか

それでも 私が 感動する 芸術は 私のものだ
誰にも 渡さないよ
だから 私は 今 言葉や メロディを 覚える
魂だなんて 軽々しく 言えないけれど 私は 刻み込む
消滅の 先に 何も 残らなくてもいい
言葉や 音を 信じて いつか
神様に 選ばれる日まで 私は その 想いを 編む





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