牛旗憂(うしきゆう)

自称詩人。無能。中年以上。統合失調感情障害。 https://miffyjhk.hat…

牛旗憂(うしきゆう)

自称詩人。無能。中年以上。統合失調感情障害。 https://miffyjhk.hatenablog.com/

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統合失調感情障害/統合失調症

統合失調感情障害と統合失調症との違いが私にはわからないのですが、私は統合失調感情障害です。最初は統合失調症だったのだけど、最近見た診断書では統合失調感情障害になっていたので、そうなのでしょう。医師にその違いを聞いたことはないので、聞いてみたいと思いながら時が過ぎています。 今は統合失調感情障害よりも強迫性障害の方がひどく毎日、水滴の音に怯えたり、手を執拗に洗ったりしながら生きています。 部屋は汚部屋です。もう自分の力ではどうにもならないのでヘルパーさんを頼もうかと思っていま

    • /何者にもなるな

      特別かどうかなんて 知らないけれど 私は 偶然では ない 私の 延長線上に 私は いるのだろうか 何者かなんて 知らないけれど 私は 必然では ない 私の 真ん中に 私は いるのだろうか 覆いかぶされたものを 拭い去って 何者にもなるな むかれて むかれて 無になれ 何者にもなるな

      • あれあれあれ

        君であれ あなたであれ 自分であれ 私であれ 俺であれ 誰であれ あなたはだあれ

        • 本質はない

          美しいものも 汚いものも 直視 出来るほど 私は 無垢じゃない 人を 傷つけていい 本質など ない 骨と 皮膚でしかない 本質で 差別したがるのが 人間だから 威張ってみたいという 気持ちも 分かる 傲慢になることが カッコいいって そう 思いたいんでしょ? 考える 自分が 偉いだなんて 思い上がりだ 鳩のように 飛べるなんて 思い上がりだ 鯉のように 泳げるなんて 思い上がりだ 命が 尊いなんて 思い上がりだ 残り火になって それでも 生きろ お前

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        統合失調感情障害/統合失調症

          空と地面

          光が 降り注ぐ  私は 見上げて ほくそ笑む 私の空は 美しい 私が 存在する 限り 私の空は 美しい ずっと 見ているよ それは どこにも 逃げやしない 雨は 降り注ぐ  私は 目を 伏せ 微笑んで いる 私の地面は 美しい 足踏み するよ 私の地面は 美しい 私の足跡だ それは どこにも 逃げやしない 私は どこにも 行きやしない 空と 地面の間でね  ずっと 美しく 微笑めるように 私は そこらで 飛び跳ねる

          傷つけられても

          傷つけられても 立ち上がれば 負けたことには ならない 涙こぼれても 嘆かなければ 歩んでいける 憂鬱は おしゃべりでは 到底 倒れない 言葉を はめ込まないで 永遠に 白い部屋に いるようなものだから 安い プライド 一つで 生きればいいんだ 高い塔に 登りたいんだ 馬鹿と言われに行ってやるんだ どこまでも 行ける 痛み 与える 全てに 背を 向けて

          傷つけられても

          宇宙に不足があるとすれば

          忘れ物 落とし物 探し物 幻滅 消滅 点滅  孤独を 埋めるのは 宇宙の不足 宇宙の不足は 孤独で埋まる 心臓は 鳴り放題

          宇宙に不足があるとすれば

          命のしるし

          完璧はない 完走はない 引き返して 叩きつけたら 吐き捨てて 体温を 計れ 境目を 覗き込めば 確かな 言葉を 発するんだよ 完璧はない 完走はない プロフェッショナルであれ 命のしるし その目で 確かめてくれ

          頭くっきり

          頭くっきり 不思議な感覚 安心 安全 平穏な感覚 丸い 丸い メガネが 割れた 誰かが いつも 花火を 上げた とんぼ くるんと 野原に 帰った 耳は しっかり 閉じていなきゃ 雑な 噂が 入り込んでくる 赤い 赤い 風船 飛んで 誰かが いつか 約束を した 遠い国まで 伝って 逃げた

          それが答えだ

          追い求めて 死ね 繰り返す 月の絶望に 死んだなら それが答えだ 見据えて 生きろ 降り注ぐ 陽の光に 生きるなら それが 答えだ

          桜色のご飯茶碗さん

          桜色のご飯茶碗が 欠けた   お椀が 寂しがる 残念がる だって 堕ちてゆくしか 方法は なかった 短い ため息 首まで 浸かって 簡単な 言葉 吐いたって 笑われて 野蛮に 私も ニヤッと した 今後一切 2度と 現れないわ 誰の助けも 要らないわ 可哀想な ご飯茶碗さん 代わりは どこかに いはしないか 欠乏を 埋めたい すぐにでも 「梅の野郎だけは 連れて 来ないで  私の誇りを 奪わないで」 オヨヨと 泣く 桜色のご飯茶碗さん 大丈夫 あな

          桜色のご飯茶碗さん

          切手の夢 赤い封筒に乗って

          私が 切手に なったなら 赤い 封筒に 貼られたい 燃えるような リンゴの味を 味わったら 季節の お便りも 甘く 囁くように 熟れる 私が 便箋に なったなら その 思い 全部 書き殴ってくれ 私が あの人に 伝えてあげる その 苦い 味までも 伝えてあげる 私が 封筒に なったなら 涙の 果てまで 飛んで行く 黄色い 銀杏の 葉っぱも 入れてね あの人に 郵送しよう 私が ボールペンだったなら 重い 思いを 連ねて 走れ 呪いの 言葉を 消してみせ

          切手の夢 赤い封筒に乗って

          生きていて

          生きていて 気が狂わないってことは あり得るのだろうか いずれ壁を どつくまでもなく 傷跡は大きくなっていく 気が狂わないで 死んでいけるなら 精神障害者として 太宰を 読んでいればいいんじゃない もしも 私が狂い死んだなら 神様からは讃えられる 神の目では 尊い命に なれる 神様が「大丈夫だったかい」と 言ってくださる たとえ 狂い死んでしまっても 神様は 見てくださっている 海底200mの 孤独は 500mの 孤独には 敵わない 6月に 苦悩が

          お父さんの何者だろうか

          お母さんには 捻くれた 愛がある お父さんには 何が あるのだろうか お母さんには 育ててもらった お父さんには 何が あるのだろうか お父さんの手から 羽ばたけない 私に 何が あるのだろうか 私は 何だろうか お父さんの 置物か お父さんの 指輪か お父さんの 眼鏡か 私は お父さんの 何者だろうか

          お父さんの何者だろうか

          私は 私であって 尊い

          遠慮してたら 人生が 終わってしまう 希望を 何個も 潰すたびに 私の心は 死んでいく 誰も 言ってくれない 言葉 あなたは 尊い 私は 待っていましたよ あなたのことを あなたが 希望を 語ってくれるのを 待っていましたよ 遠慮してたら 人生が 終わってしまう 希望を 語り 爪を 切り 私は 私であって 尊い 何も いらない

          私は 私であって 尊い

          足跡を消して そこから

          履きつぶして 足跡を消して そこから 砂で埋めて 足跡を消して そこから 旅立ちの日 足跡を消して そこから 見つめるから 足跡を消して そこから さあ 今ここだ 足跡を消して ここから

          足跡を消して そこから