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【新作小説】『君を守りたいseason3』   ②ドロイドの普及

前回までの「君を守りたいseason1~3」

BGMを聞きながらどうぞ(2分)

内閣発足から1年経過した日本は激変していた。街は人であふれているがその半数はドロイドなのだが見分けがつかない。

ドロイドの顔は、実物、写真を見せると、同じ顔になる。
髪の毛は、無数の毛穴から一瞬で伸び、色、スタイルが自由自在だった。
若い女性は、推しアイドルの顔にチェンジさせるのが主流、他の年代も同じようなものだった。

ドロイドは、1世帯に1体貸与され、介護など必要の場合は、別に貸与された。
その為、介護職、介護施設は不要となった。車いすは、リニア式で40cm程度宙に浮いた。
通話、ショートメールは、ドロイドが相手の代わりに話をする。その時に相手の顔が登録してあれば、ドロイドの顔が相手の顔にチェンジする。

映画などを観たいときは、ドロイドの目から光がでて、プロジェクターになった。
外出時ドロイドを連れて行きたくない場合は、腕時計型、眼鏡型のデバイスもあって、登録したドロイドのAIが連携する。スマホの類は絶滅した。

ドロイドは世帯主と主従関係となり、犯罪行為以外の命令を聞くようなっている。
料理、育児、介護、看護、警護、警備、医師、弁護士、などすべての仕業を代行出来る万能パートナーとなった。

ドロイドの構造は、骨組みが樫の木、表面はロケットの表面にも使われているアルミ合金、その上に人工皮膚をコーティングされており、重さを抑えている。なお、皮膚の色も変えることが可能。

今、次の世代ドロイド完成間近だった。それは、液体金属で出来ていた。

猫や犬などペットにも自在に変身可能予定である。

ドロイドのお陰で人間は趣味を楽しむことに専念していた。
趣味については後程詳しく書きます。

③につづく



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