見出し画像

セネカ「人生の短さについて」を読む

死にかけナースのマヤです。

さて、本日は、とてつもなく真面目な本を選んでみました。

ローマ時代のストア派哲学者、
ルキウス・アンナエウス・セネカの名著
『人生の短さについて』です。

うわー!!

まじで、

ま・じ・め

です!!

ストア派哲学・・・禁欲主義で有名です。
英語で禁欲的というのを「ストイック」 というのは、この「ストア派」を語源としているそうです。

どんだけ厳しい内容なのか?
難しそうだし、私に理解できるかな??

恐る恐る読み進めましたところ、

なんと!私、

セネカ氏に、

叱咤激励していただきました!!!

人の生は十分に長い。
そして偉大な仕事をなしとげるに足る時間が、惜しみなく与えられているのである。
ただし、それは、人生全体が有効に活用されるならばの話だ。

グイグイ引き込まれる語り口で、
力強く語りかけられる言葉のひとつひとつにパワーがみなぎっています。

ソファでダラダラして、テレビを観ながらポテチを食べているあなた!(と私)

スマホで、どうでもいいゴシップ記事を読みあさっているあなた!(と私)

まじダルいわ〜とか言いながら、仕事をサボっているあなた!(と私)

以下の言葉を贈ります。

われわれは、短い人生を授かったのではない、
われわれが、人生を短くしているのだ。
われわれは、人生に不足などしていない。
われわれが、人生を浪費しているのだ。

ポテチ食べてダラダラしてられませんね!!
背筋が伸びる気がします。

人生は、有限で、時間はかけがえのないものです。
いかに自分に与えられた時間を濃く、有意義に過ごすか。
それは一瞬一瞬をどう過ごすかの選択の積み重ねだと言えるでしょう。

人生を浪費し、人生は短いと嘆く人々に対し、セネカはかなり厳しめにお説教します。

いったいどうしてこんなことになってしまうのだろう。
それは、あなたたちが、まるで永遠に生きられる
かのように生きているからだ。
あなたたちが、自分のもろさにいつまでも気づかないからだ。
あなたたちが、どれだけたくさんの時間が過ぎてしまったかを気にもとめないからだ。
あなたたちが、まるで豊かにあふれる泉から湧いてくるかのように、時間を無駄使いしているからだ。
たぶん、そんなことをしているうちに、あなたたちの最後の日となる、まさにその日がやってくるのだろう。

そして、悔いなく、与えられた人生を生きるためセネカは以下のように言っています。

先延ばしは、人生最大の損失なのだ。(略)
それは、未来を担保にして、今このときを奪い取るのだ。生きるうえでの最大の障害は期待である。期待は明日にすがりつき、今日を滅ぼすからだ。
あなたは、運命の手の中にあるものを計画し、自分の手の中にあるものを取り逃してしまう。
あなたは、どこを見ているのか。
あなたは、どこを目指しているのか。
これからやってくることは、みな不確かではないか。
今すぐ生きなさい。

今、この時、この一瞬を掴め!
セネカはそう伝えたいのでしょう。

『今すぐ生きなさい』
この言葉が心に響きます。

この本は、常に近くに置いて、ポテチを食べてダラダラしそうになったら、開きたい本です。

↓↓ こちらも読んでくだされば、ありがたき幸せです ↓↓

本日も読んでいただき本当にありがとうございます!
幸せのタネをおすそ分け致します。
幸せのお花をたくさん咲かせてください!
ありがとうございます!!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?