機能不全家族が出来るまで

遺伝や幼少期の環境によって精神障害にかかり、周りの人とのコミュニケーションで躓き、悩む人が近年増えている。
それは、今まで存在していなかったわけではなく、水面下にあったものが目に見える形で出て来たのだと思う。

ストレスケアやメンタルヘルス関連の情報が少しずつ広まって、心療内科・精神科を受診して診断につながる人が増えたのだ。

精神科医、臨床心理士、心理学の研究者、児童発達や少年犯罪などの専門家…
いろんな立場から発信される情報を見たり読んだりして得られたことから、私が気付いたことは、
機能不全家族に生まれ、いわゆる毒親に育てられた子どもは周りの人達とのコミュニケーションに支障を来し、トラブルを起こしがちであり、
恋愛や結婚にまつわるトラブルを抱えやすく毒親にもなりがちなこと。

機能不全家庭が機能不全家庭を再生産する、ネガティブなサイクルを展開し続ける傾向にあること。


特に、第二次世界大戦後の日本では、出征や植民地での開拓から帰って来た、主に父親が、ギャンブルやアルコール依存症にかかり、
その妻や子ども、母親など、身近な女性たちに対して激しい暴力を振るってきたことが顕在化されて来ている。
(有名な例だと)カウンセラーの信田さよ子さんは、これが日本の精神病理において深刻かつ急いで解決すべき問題だと主張し、
複雑性PTSDなど、戦争の後遺症としての暴力と、その後遺症で苦しむ家族達へのケアの必要性を説いている…

私も、自分が育った家族のこと、親の実家のことを少しずつ遡って思い出し、考えて来たのだが、

 

遺伝と環境!機能不全家族は1日にしてならず

父の両親、母の両親ともに、精神的に何かおかしなところを抱えていたように思う。

それぞれ、お金、健康、自分の将来、周りの人達になど対する不安と恐怖が尋常じゃない。

何か深刻な事故や喪失を体験して、その影響を受け続けた故に、大きな認知の歪みを日常生活で発揮してしまう。
当然、その影響を配偶者や子どもにモロにぶつけてしまい、お互いがお互いにネガティブな影響を与え合って、機能不全家族の完成なのである⤵️

どうやってこれを改善していくか。
せめて自分だけはその影響、悪循環から逃れてより健全な生活を獲得して行くのか。


とても難しくてしんどくなることだけれど、出来ることが全くないわけではないので、私も諦めずに毎日何とか生きています😅

この記事が参加している募集

#自己紹介

230,907件

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?