不倫してるけど上機嫌ママ


私は常日頃から「子どもにとっては母親が上機嫌でいることが一番大事」と話しているのだけど、今日はその「上機嫌」について詳しく書いていくわね。


ときどき勘違いされるのだけど、母親が楽しければ何をしても良いと言っているわけじゃないのよ。

例えば、子どもに嘘をついて不倫するとか、子どもを放置して異性と遊びまわるとか、キャッシングをして浪費をしまくるとか、そういうことをしている人が自分を正当化するために私の記事を使うのは本当に嫌なのよ。


まず大前提として、親は自分の人生から逃げてはいけないの。

自分の人生から逃げている人は上機嫌にはなれないし、自分の人生に向き合っている人は上機嫌になりやすいから、私は「上機嫌でいることが大事」と言っているのね。


試しに不倫のことを例に挙げてみましょうか。

「不倫してるけど最高に幸せです!いつも上機嫌で夫にも子どもにも優しく接することができるし、以前のママよりずっと好きって言われます!」

みたいなことを言う人って本当に多いのだけれど、これこそ自分の人生から逃げている典型なのよね。

自分で責任を取らずに、問題を先延ばしにして今の楽しみを優先させているだけでしょう?

「以前のママよりずっと好き」って、そりゃそうよね。ママが不倫してるって知らないんだから。

それって、彼氏が「好きなものなんでも買ってあげるよ!(会社から横領した金だけどね)」と言っているのと同じで、事情を知っていたらそもそも付き合い自体を遠慮したい案件なのよ。


自分の人生に向き合うということは、夫や子どもに嘘をついてでも不倫相手に満たしてもらいたい何かがあることを認めて、夫にそのことを打ち明けるということ。

そして、その結果夫や子ども、安定した生活を失うかもしれない現実をきちんと受け入れることよ。

私は別に一生一人のパートナーと添い遂げろとか言っているわけではなくて、法律で認められた「婚姻」という契約をした以上、不貞行為はしないことになっているのだから、それを破ったことについての責任を取りましょうという意味ね。


そして、忘れてはいけないのは、子どもはいつだって被害者であり弱者であるということ。

どんな子どもだって、母親が不倫なんかしないほうがいいに決まってるのよ。

あ、離婚は良いのよ。

うまくいかなくなったことの責任を取って、最善の選択をした結果が離婚ならそれはむしろ良いことなの。

でも不倫はだめ。

子どもが事実を知ったときに「僕のお母さんは、家族に嘘をついて騙してでも自分の楽しみを優先したんだ」と傷つくからよ。


なんだか話がどんどん逸れていってしまったけれど、私が言いたいのは「上機嫌」と「刹那的な楽しみ」は違うということ。

子どもは親が自分の人生の責任をしっかり取る姿を見て大きくなるのだと思うから、「こんなふうに自分で責任を取れるようになりなさい。そして人生を楽しめるようになりなさい」と背中で教えられるようにならなきゃね。