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【注目記事】不登校のきっかけ

 こんにちは、不登校生徒を対象とした学びの多様化学校ではたらいていたハットです。
 3月26日に不登校のきっかけについて、子どもと教員の認識に大きなずれがあるというニュースがありましたね。非常に興味深いニュースでした。以下にリンク先をのせます。

 このような認識がずれがあるからこそ、こども一人ひとりに向き合えていないと言われてもしょうがないのが現状です。ただ、一クラス40人を担任一人で丁寧に把握することは、なかなか至難の業ではありますが・・・

 この記事では、約7割の生徒が心身不良の訴え、不登校になったとのことです。この心身不良の原因は様々です。以下に例を挙げます。

  • 教員への不信からくる不安

  • 子ども同士の関係性からくる不安

  • 学習に対する不安

  • 人と会うことに対する不安

  • 行事に対する不安

  • 失敗をしてしまうのは、という不安

実に様々です。教員や子ども同士が原因の不安については、前に記事を書いているため、そちらをご覧ください。

  今回は、学習と失敗への不安について取り上げます。

学習への不安


 みなさんは、テスト返却は楽しみでしたか?それとも嫌でしたか?嫌だった人が多いと思います。(私は楽しみでしたが(笑))嫌な理由は、点数が出てしまうからですよね。自分はテストが全然できなかったという感情から嫌という気持ちになりますよね。
 学習が原因で不登校になるケースは、毎授業で同じような気持ちになってしまうからです。授業の内容が分からないことが耐えられなかったり、理解できていないのに、発言を指名されたらどうしようという不安ですね。
 教員としては、そのような子どもに対しては、安心して学習できるような配慮をしてあげたいですね。

失敗への不安

 次に、失敗への不安についてです。これは、どんな人でも失敗することは不安だし、時には緊張をしますよね。ただ、ここでいう失敗とは、こういった事例です。
 例えば、合唱コンクールでの出来事。不登校を経験した生徒Aは、学校に順調に登校できるようになり、合唱コンクールの練習も毎回参加していました。しかし、合唱コンクールは欠席となりました。体調不良(腹痛)による欠席でした。生徒Aは、歌唱に自信がなく、当日音を外してしまったらどうしようという失敗への不安から体調を悪くなってしまったようです。
 こういった状況で、生徒Aにはどのように声をかける出来でしょう。私は、これまで練習を頑張ってきた過程を認めてあげることが大事だと思います。「次は参加できるといいね」という声掛けはNGです。
 合唱コンクールを経験したと思いますが、緊張で休むという選択をした人は少ないはずです。ですが、生このような不安に苦しんでいる生徒もいるのです。

まとめ

 不登校の原因は体調不良が多いですが、根本的には、他の理由があり、賞状として体調不良になっているのです。その根本の原因を解決することは難しいため、認識して寄り添ってあげることが大切ですね。

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